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目次
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非侵襲的換気療法
平成16年11月12日
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1. 人工呼吸器の歴史的な使われ方
1.1 陰圧式呼吸器の時代
1.1.0.1 最初の人工換気は1500年代に始まった
1.1.0.2 タンク式の呼吸器の開発
1.1.0.3 効果が証明できるまではかなりかかった
1.1.0.4 鉄の肺の登場
1.1.0.5 胸郭式呼吸器
1.2 気管切開と陽圧式呼吸器の時代
1.2.0.1 ポリオの大流行をきっかけに陽圧式呼吸器が生まれた
1.2.0.2 鉄の肺と気管切開の比較で、気管切開の優位性が証明された
1.2.0.3 呼吸ケアの効果もこの頃発表された
1.2.0.4 陰圧式の呼吸器の良さを見直す動き
1.2.0.5 陰圧式人工呼吸器は表舞台から消えた
1.3 気管内挿管に対する反省の時代
1.3.0.1 気管内挿管による合併症の報告
1.4 非侵襲的換気への回帰の時代
1.4.0.1 最初にマウスピースが開発された
1.4.0.2 鼻マスクの発売と普及
1.5 気道分泌物の管理
1.5.0.1 呼吸ケアの考えは昔からあった
1.6 その他の換気補助装置
1.6.0.1 ロッキングベッド
1.6.0.2 腹圧式呼吸器
1.6.0.3 電気的呼吸
2. 非侵襲的陽圧換気〜道具と実践
2.1 呼吸器の分類
2.1.1 集中治療室で用いる呼吸器
2.1.1.1 急性期の代表的な方法
2.1.2 携帯型従量式呼吸器
2.1.2.1 長時間持つが欠点も多い
2.1.2.2 PEEPはかけにくい
2.1.3 携帯型従圧式呼吸器
2.1.3.1 現在の非侵襲的換気の主流
2.1.3.2 低酸素が問題になる患者では使いにくい
2.2 顔面との接続
2.2.1 鼻マスク
2.2.1.1 最も広く用いられる
2.2.1.2 口からのリークが欠点
2.2.1.3 顔とマスクのフィッティングの方法
2.2.1.4 ストラップを締めすぎてはいけない
2.2.2 フルフェイスマスク
2.2.2.1 鼻マスクよりは患者不快は強い
2.2.2.2 最近は急性期に良く使う
2.2.3 マウスピース
2.2.3.1 神経筋疾患の患者の定番
2.2.3.2 鼻ピロウ
2.3 呼吸器の選択
2.3.0.1 急性期は集中治療用
2.3.0.2 落ち着いたら病状に合わせて選択
2.4 顔面との接続方法の選択
2.4.0.1 歯が無いとマスク換気は厳しい
2.4.0.2 救急外来ではフルフェイスマスクが使いやすい
2.5 圧と一回換気量の設定
2.5.0.1 最高気道内圧は大体15〜20cmH2Oまで
2.6 吸気時間とピークフロー
2.7 PEEP
2.8 供給酸素濃度
2.9 加湿の必要性
2.10 非侵襲的人工換気の開始
2.10.0.1 最低でも60分は患者に張り付く
2.11 成功率
2.11.0.1 1時間以内に改善しなかったら失敗
3. COPDに対する慢性期の非侵襲的換気
3.0.0.1 長期予後を変えることまではできない
3.1 COPDの低換気状態
3.2 非侵襲的換気〜理論上の利益
3.2.0.1 夜間の呼吸筋の安静が目的
3.3 肺気種の人工換気の初期の研究
3.3.0.1 初期の研究は効果を証明できなかった
3.4 鼻マスクを用いた陽圧呼吸
3.4.0.1 患者を選択すればQOLが向上する可能性はある
3.4.0.2 二酸化炭素改善の幅が大きい人は利益がある
3.5 肺気種の非侵襲的人工換気に必要な道具
3.5.0.1 結局BiPAPが一番いいらしい
3.5.0.2 慢性期COPDにはPEEPはあまり効果がない
3.6 肺気種に対する非侵襲的人工換気のリコメンデーション
3.6.0.1 適応患者はかなり絞られる
3.6.0.2 開始には入院が必要
3.6.0.3 今のところBiPAPでは予後はかえられない
3.7 人工換気の長期予後
3.7.0.1 予後改善効果については大きな効果は期待できない
4. 急性呼吸不全と非侵襲的陽圧換気
4.0.0.1 COPDと心不全はかなり有望
4.1 歴史的経過
4.1.0.1 200年近く前から考えはあった
4.2 急性呼吸不全の理論的背景
4.2.0.1 気管内挿管には問題が多い
4.2.0.2 気管内挿管自体が防御力を落とす
4.2.0.3 気管内挿管中は上気道の機能が無くなる
4.2.0.4 マスク換気は挿管に伴う問題点が少ない
4.3 非侵襲的換気の原理
4.3.0.1 上気道が閉塞すると、陰圧式呼吸器は換気ができない
4.3.0.2 陽圧式呼吸器は安全に使える
4.3.0.3 CPAPにも換気改善効果がある
4.3.0.4 急性期の人工換気は換気の悪循環を断ち切る
4.4 非侵襲的換気の効果の証明
4.4.0.1 陰圧式人工呼吸器
4.4.0.2 CPAP
4.4.0.3 非侵襲的陽圧換気
4.4.0.4 従量式呼吸器
4.4.0.5 従圧式呼吸器
4.5 成功/失敗を決定する因子
4.5.0.1 良く密着した快適なマスクの存在が、非侵襲的換気の最も大きな鍵
4.5.0.2 成功例は1時間以内に症状が改善する
4.5.1 患者の選択
4.5.1.1 非常に重篤な患者は適応外
4.5.1.2 肺炎に対する成功例は少ない
4.5.1.3 非侵襲的換気を用いるべきでない患者
4.5.2 人工換気の開始と調節
4.5.2.1 従量式呼吸器の初期設定
4.5.2.2 BiPAPの初期設定
4.5.2.3 神経筋疾患の患者の場合は呼吸器に乗せてしまう
4.5.2.4 供給酸素量の設定
4.5.2.5 パルスオキシメーターは、最低でも人工換気開始後1時間はつけるべきである
4.5.2.6 ウイーニングはON-OFF法で行う
4.5.3 非侵襲的換気の副作用と対策
4.5.3.1 合併症のほとんどはマスクによるもの
4.5.3.2 鼻の対策
4.5.3.3 唾液の対策
4.5.3.4 エアリークの対策
4.5.3.5 誤嚥の対策
4.5.3.6 血行動態に与える影響
5. 手術後の患者に対する非侵襲的換気の効果
5.1 非侵襲的換気による呼吸補助に対する理論的な根拠
5.1.1 呼吸不全に非侵襲的換気を用いる有用性
5.1.1.1 補助のレベルが上がるに従い合併症も増える
5.1.1.2 気管内挿管との比較
5.1.2 他の呼吸不全と手術後の患者の違い
5.1.2.1 手術後の患者の呼吸不全は回復可能
5.1.2.2 手術後抜管した医師は、患者に対して再挿管するのに抵抗感が強い
5.1.2.3 ウィーニングの補助としての非侵襲的換気
5.1.2.4 早期の抜管
5.2 手術後呼吸不全の患者に対する非侵襲的換気
5.2.1 CPAPマスク
5.2.1.1 物理的メカニズム
5.2.1.2 有利な点
5.2.1.3 不利な点
5.2.1.4 CPAPに必要な器具
5.2.1.5 CPAPの臨床研究
5.2.2 非侵襲的陽圧換気
5.2.2.1 物理的作用
5.3 非侵襲的陽圧換気の手順
5.3.0.1 準備
5.3.0.2 非侵襲的換気開始直後の注意点
5.3.0.3 合併症の予防に関する注意
5.3.0.4 非侵襲的換気の中止
5.4 非侵襲的人工換気の臨床研究
5.4.1 BiPAP
5.4.2 陰圧式換気装置
5.4.2.1 陰圧式人工換気と非侵襲的人工換気との違い
5.5 まとめ
6. 抜管が問題となる患者に対する非侵襲的換気
6.1 早期のウィーニング
6.1.0.1 早期に抜管することはメリットがある
6.1.0.2 非侵襲的換気をウィーニングに取り入れる
6.1.0.3 理論上はウィーニングをやりやすい
6.2 CPAPとPSV〜挿管下での研究
6.2.0.1 CPAPは呼吸仕事量を減らす
6.3 非侵襲的陽圧換気
6.3.0.1 非侵襲的換気は抜管までの期間を短縮する
6.4 まとめ
7. 非侵襲的な気道分泌物の管理
7.0.0.1 理想的な方法は、患者にも介助者にも楽な方法
7.1 正常な分泌物排出
7.1.0.1 末梢気道では線毛運動が主役
7.1.0.2 中枢気道は咳で異物を排出
7.2 気道分泌物排出の異常
7.3 気道分泌物の排出を低下させる病気
7.4 気道清浄化の方法
7.4.0.1 肺理学療法
7.4.0.2 機械を用いた方法
7.5 患者が自分で行なう方法
7.5.1 咳の重要性
7.5.1.1 頻回の咳は理学療法の代わりになりうる
7.5.2 強制呼気法
7.5.3 能動的呼吸法
7.5.4 自発的ドレナージ
7.5.4.1 3種類の呼吸を使い分ける
7.5.4.2 効果はあるらしいが複雑
7.6 介助による方法
7.6.1 体位ドレナージ、パーカッション
7.6.1.1 全例で有効なものではない
7.6.2 用手的な咳の補助
7.6.2.1 簡便で効果的な方法
7.7 終末呼気陽圧
7.7.0.1 体位ドレナージとの併用もできる
7.8 機械を使ったドレナージ
7.8.1 機械による咳
7.8.1.1 使い方を間違えると肺が吹き飛ぶ
7.8.2 フラッターバルブ
7.8.3 肺内パーカッション式呼吸器(IPV)
7.8.3.1 吸入する空気自体を振動させる
7.8.4 高頻度胸郭圧迫
7.8.4.1 普通のバイブレーターとはちょっと違う
7.8.4.2 治療中も自由に行動可能
7.9 分泌物減少薬/喀痰溶解剤
7.9.0.1 痰の粘度は低くても高くてもダメ
7.9.0.2 伝統的治療薬
7.9.0.3 喀痰溶解の新薬は、効果的だが高価
7.10 気道浄化法の選択
7.10.0.1 いずれにしてもやる気が重要
7.10.0.2 どの方法をやっても大きな差はない
7.10.0.3 国ごとの文化的な違いもある
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