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6.2 CPAPとPSV〜挿管下での研究

サーンらは、初めてウィーニングにPEEPを用いたが、これはマスクを用いたものではない。

6.2.0.1 CPAPは呼吸仕事量を減らす

1990年になり、ペトロフらは、7人のCOPDの挿管された人から、CPAPが呼吸努力を減らすことを証明した。 この理由として彼らは、CPAPの陽圧が内因性のPEEPを打ち消すからであるとしている。

同じような研究で、サッソンらは、様々な原因の呼吸不全の患者について、CPAPは単なる自己呼吸に比べて 呼吸仕事量を40%減らし、プレッシャーサポートは34%減らすことを証明した。

さらに、プレッシャーサポートを用いることで、伝統的なT-ピースを用いたウィーニングよりも、 挿管している時間を短くすることができたとしているが、これに対しては、プレッシャーサポートを用いることで、 かえって挿管している時間が長くなったとする研究もあり、意見が分かれている。


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admin 平成16年11月12日