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: 2.4 顔面との接続方法の選択
: 2. 非侵襲的陽圧換気〜道具と実践
: 2.2 顔面との接続
目次
どういった呼吸器を選択するかといった問題は、患者の状態により決まってくる。
非侵襲的換気は現在、急性呼吸不全の気管内挿管を回避する目的から、
慢性呼吸不全の換気の補助に至るまで適応が広がってきている。
急性呼吸不全の人の場合、まずは集中治療用の呼吸器2.13を用いる。
図 2.8:
サーボ900に、レスピロニクスの鼻マスクを用いた例。もちろん、ウィスパースイベルはつけない。
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これらは高濃度の酸素を供給でき、また従量・従圧両方の換気にも対応できる。
患者が急性期を脱し、更に慢性期にも非侵襲的換気が必要と判断された場合には、
従量式・従圧式のどちらかを選択することになるが、一般には従圧式の呼吸器のほうが良いように思われる。
しかし神経筋疾患の患者で慢性的に呼吸器が必要な人では、従量式の呼吸器のほうが薦められる。
またCOPD慢性期の患者では、呼吸筋仕事量が減ることからも、従圧式2.14の呼吸器が薦められる。
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admin
平成16年11月12日