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: 4.1 歴史的経過 : 非侵襲的換気療法 : 3.7 人工換気の長期予後   目次

4. 急性呼吸不全と非侵襲的陽圧換気

4.0.0.1 COPDと心不全はかなり有望

ここ25年の間に、急性呼吸不全の患者に気管内挿管を行なわずに人工換気を行なうことが増えてきている。

主に用いられているのは体外式人工呼吸器と、非侵襲的陽圧換気装置である。 また、CPAPは正確には呼吸器ではないが、やはり急性呼吸不全に広く用いられてきている。

非侵襲的換気が気管内挿管に比べて優れているのはしゃべれること、嚥下ができること、 そして気管内挿管に伴う全ての合併症が回避できることである。

人工換気を急性期に用いることで呼吸筋の休息が得られ、ガス交換が良くなり、肺のコンプライアンスも良くなる。

しかし急性呼吸不全に非侵襲的換気を用いて本当に効果があるのかどうかは、 あくまでも臨床研究の結果に基づいて決められるべきである。




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admin 平成16年11月12日