マスクを使った換気補助を行う場合、患者の不快感とマスク内圧は比例する。
また、非侵襲的人工換気を行なう上での問題点の一つは、気道が保護されていないために胃が膨らみ、 嘔吐を誘発する可能性があるということである。
プレッシャーサポートをかける場合、気道内圧は15cmH2O程度に抑えたい。このため、PEEPを4cmH2Oかけたとすると、 プレッシャーサポート圧はせいぜい8〜11cmH2Oまでである2.15。
慢性期の神経筋疾患、COPDの患者などに用いる場合には、気道内圧が20cmH2O以上を必要とすることはまず無い。
従量式呼吸器を用いる場合、リークを見越して、1回換気量は10ml/kg程度に設定すべきである。