現在の人工呼吸管理の主流は、自発呼吸を極力生かす方向になっている。 このためには筋弛緩剤を使用することを少なくし、またプレッシャーサポート換気を生かした換気設定を行わなくてはならない。
プレッシャーサポート換気がほとんどの呼吸器に装備されるようになったため、 人工換気中に筋弛緩剤を用いる必要はほとんど無くなった。
PSが30cmH2O に達すると、理論上は横隔膜の仕事量が0になるといわれている。この数値が、PSの最大値であろう。
PSを用いたウイーニングは、だんだんと圧を下げてゆき、PEEP5cmH2O、PS5cmH2O あたりまできたら、そのまま抜管可能である。 昔ながらのT-チューブを用いたウイーニングが行われることは、 ほとんど無くなった2.13。