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1.6 引継ぎ時間帯は事故が起こる

日勤帯から当直へ、あるいは当直時間帯から日勤へ患者を引き継ぐときは、事故が多くなります。 これは古くからいわれていることですが、 当直者はどうしても、日勤の医師に対する遠慮があります。この時間帯はバタバタしており、 必要な検査を日勤に任せるのもためらわれ、どうしても危険は避けられません。

保険の問題はあるものの、例えば、当直隊の朝5時から、日勤帯の朝10時に来た初診患者については、 その主訴にかかわらず全例採血にするとか、何らかの機械的なルールを設ければ、いくらかは危機回避ができるかもしれません。

当直医師同士の人間関係も大切です。しかし、下級生からは"この人とは組みたくありません"などとは、 口が裂けてもいえないでしょう。

その日当直の下級生を叱ってしまった上司は、自分の責任で他の下級生を当直に任命しなくてはならない、 などといったルールを作ってもいいような気がします。実際やるのは、難しいでしょうが。


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admin 平成16年11月12日