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6.5 液体換気

図を見てもらったほうが、早いかもしれない。

図 6.16: パラフルオロカーボンを呼吸して、生きているねずみ
\includegraphics[width=.6\linewidth]{nezumi.eps}

パラフルオロカーボン(PFC) という液体がある。見た目は普通の水のような代物だが、酸素の溶解度が人間の血症に比べて20倍近くと非常に高く、100%酸素下では、人間の血液と酸素含有量がほぼ同じになる。

写真では、酸素化したPFCをネズミに吸わせて生かしているが、実際に臨床で用いる場合は挿管した患者の肺内にPFCを流し込み、肺をPFCで満たした状態で、人工換気を行う。

まだまだ実験的な治療ではあるが、こんなものも製品化されている。


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admin 平成16年11月12日