図を見てもらったほうが、早いかもしれない。
パラフルオロカーボン(PFC) という液体がある。見た目は普通の水のような代物だが、酸素の溶解度が人間の血症に比べて20倍近くと非常に高く、100%酸素下では、人間の血液と酸素含有量がほぼ同じになる。
写真では、酸素化したPFCをネズミに吸わせて生かしているが、実際に臨床で用いる場合は挿管した患者の肺内にPFCを流し込み、肺をPFCで満たした状態で、人工換気を行う。
まだまだ実験的な治療ではあるが、こんなものも製品化されている。