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: CPAPの慢性期効果 : CPAPマスクを用いた肺水腫の治療 : 急性期心不全に対する、CPAPの理論的効果   目次


急性期心不全に対する、CPAPの臨床的効果

少なくとも酸素化はよくなる

今までに3つのランダマイズドトライアルと、1つのコントロールのないトライアルが急性肺水腫について行なわれているが、 10cmH2O程度のCPAPをマスクを用いてかけることで、すぐにバイタルサインの改善が得られ、 酸素化が良くなり、気管内挿管を避けることができるという結論になっている。

CPAPの成功率は研究によりまちまちではあるが、平均80%の呼吸不全の患者で気管内挿管を避けられることが証明されている。

心不全急性期への陽圧換気の適用に関しては、反対意見もある

一方、2000年になってからは、急性期心不全にBiPAPを施行した際、心筋梗塞の発生率が上昇し、 死亡率がかえって増したという報告もある。この報告に対する批判7も多く、 今の時点でこれが本当に正しいのかはわからない。



Administrator@WORKGROUP 平成14年8月8日