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マグネシウム1.2gを20分で静注して、気管支拡張効果と症状の改善を見たという報告はある。
大きなトライアルは行われておらず、逸話的な報告が多いが、古くから行われている方法ではある。
今回のワシントンマニュアルからは、記載が削除された。
急性期発作に関しては、大人の発作ではテオフィリンを用いることは勧められていない。
入院になるような患者にテオフィリンを用いても、入院経過は変わらず、
むしろ副作用だけが増えたという報告がいくつか出ている。
テオフィリン製剤に関しては、現在は気管支拡張効果による急性期発作の治療薬というよりも、
抗炎症効果を期待して、少量をステロイドと併用する用い方のほうが増えている。
以前のような治療域までテオフィリンの量を上げることはせず、大人で200mg〜400mg程度の少量で抗炎症効果が期待できる
(ロイコトリエン拮抗薬と同じような効果がある)といわれている。
フロセミドには平滑筋弛緩作用があり、またインタールと同じような抗炎症作用がある。サルタノールなどに比べて効果は弱く、
救命的に作用した、といった報告も少ないが一応記載しておく。
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admin
平成16年11月12日