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2.7 めまい/ふらつき

\begin{table}[H]
\scriptsize\leftmargini=1zw
\STRUCT{めまいの鑑別}{}{
\IF{真のめ...
...ENDACCEPT}
\ENDIF}
\ENDIF
}
\ENDIF}%
\normalsize\leftmargini=2zw
\par\end{table}

2.7.0.0.1 めまいを生じる薬

2.7.1 めまい/ふらつきを生じる疾患


2.7.1.1 パーキンソン病

2.7.1.1.1 家族に対する問診だけでパーキンソン病を診断する

  1. パーキンソン病と診断されているか?
  2. 静かに休んでいるときやじっと座っているときに手が震えているか?
  3. 足がすくんだり小股歩きをしているか?
  4. 前かがみの姿勢になっているか?
  5. 歩く時に腕の振りが小さくなっていないか?
  6. 体が硬くなって動きが鈍くなっていないか?
こうした質問のうち3つ以上当てはまればパーキンソン病の可能性が高いという。

2.7.1.1.2 パーキンソニズムを生じる薬剤

2.7.1.1.3 治療

パーキンソン病の症状が日常生活に影響するようになったら、薬物加療を考慮する。


2.7.1.2 良性頭位性めまい


2.7.1.2.1 Dix-HallPike テスト

BPPVの診断手技。診断確定したらこのままEpley手技により治療する。

図 2.1: Dix-HallPike テスト

\includegraphics[width=.6\linewidth]{hallpike.eps}

  1. 患者を座らせ、頭を左右どちらかに45度回す。
  2. その状態から患者の頭を固定したまま患者を横にして、眼振/めまいが誘発されれば陽性。めまいを生じた側の耳が病側。
  3. 誘発されなかったら反対側の頭位で同じことを試す。

2.7.1.2.2 治療

じっとしておさまる症状であれば、CT等で頭蓋内疾患であることを否定したら安静。


2.7.1.2.3 Epley手技

図は右が病側であった場合。病側が反対であったら、左右逆に施行する。

\includegraphics[width=.9\linewidth]{epley.eps}

  1. $\rightarrow $B Dix-Hallpike テストで眼振が誘発されたら、そのまま症状が落ち着くまで10-60秒待つ。
  2. $\rightarrow $C 患者の頭をゆっくりと反対側45度にまで回し、そのまま症状が落ち着くまで10-60秒待つ。
  3. $\rightarrow $D 今度は体全体を健側に90度回転し、そのまましばらく待つ。
  4. $\rightarrow $E 最後に体全体を起こし、患者の頭をわずかに前屈してもらい、そのまま固定する。
  5. めまいが止まれば成功。


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admin 平成16年8月9日