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8 心臓マッサージの方法

心臓マッサージは、今でもCPRのもっとも大切な手段である。

以前のガイドラインでは、気道確保を行った後に脈拍の確認を行うことが勧められていた。 現在は、脈拍の確認は勧められていない。これは、脈の確認には最低5秒はかかり、 たいていの場合間違って解釈されるためである。

8.0.1 心臓マッサージの回数

心臓マッサージの回数は1分間に100回に統一されている。

また、人工換気と心臓マッサージの回数比は、術者の人数に関係無く呼吸2回に心マ15回と決められた。

8.0.2 基本的な方法

  1. まず患者を、硬い板の上に寝かせる。
  2. 剣状突起状2横指に手を組んで置き、マッサージ開始(図13)。
    図 13: 手を置く位置

    \includegraphics[width=.5\linewidth]{handposi.eps}

  3. ひじを伸ばして体重をかけ、胸骨が4-5cm沈む程度に圧迫する(図14)。
    図 14: ひじを伸ばして圧迫

    \includegraphics[width=.5\linewidth]{cpr1.eps}

  4. 圧迫と解除は等間隔で行う。


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admin 平成16年8月5日