next up previous contents
: チームの和が乱れると事故がおきる : チームでミスを減らす : チームでミスを減らす   目次


みんなでチェックすると事故は減らせる

どんなに注意していても、個人のミスをゼロにすることは不可能です。 しかし、仮に100回に1回ミスが生じるとしても、2人でチェック体制をとれば、ミスの頻度は10000回に1回に減少します。

現在の"チーム医療"の利点の一つは、このチェック体制によるミスの減少です。 しかし、この制度のメリットは、必ずしも生かされず、深刻な医療過誤が発生します。

チェック機構は働かない

「誰かの行動を、別の誰かがチェックし、疑問があればすぐに訂正する」。これだけのことが制度としてちゃんと機能していれば、 ミスの頻度は計算どおりに減少するはずです。

ところが実際の医療現場では、こうしたチェック体制が働かずに、重大な事故になってしまったケースが、よく報道されます。


next up previous contents
: チームの和が乱れると事故がおきる : チームでミスを減らす : チームでミスを減らす   目次
admin@WORKGROUP 平成14年11月13日