心臓は、正面から見ると図1のような形をしている。
心臓は いくつもの部品からなるが、心電図の変化に関与しているのは左心室である。
心臓を、血管系、心房、右心室、左心室に分解すると、図2のように見える。心臓は、胸側から見て手前に右心室が、 奥に左心室がある。
心電図の各誘導は、おのおのの電極の付近の心筋変化を反映する。 例えば、左心室の前壁に何かが起こればV2〜V4あたりが変化するし、下壁に何かが生じると、I I、 I I I、aVFの各誘導に変化が生じる。