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: 冠血管が詰まるとSTは上昇する : ST上昇だけで解釈する心電図 : はじめに   目次


心臓の解剖

心臓は、正面から見ると図1のような形をしている。

図 1: 正面から見た心臓
\includegraphics [width=.5\linewidth]{kaibou1.eps}

心臓は いくつもの部品からなるが、心電図の変化に関与しているのは左心室である。

心臓の分解

心臓を、血管系、心房、右心室、左心室に分解すると、図2のように見える。心臓は、胸側から見て手前に右心室が、 奥に左心室がある。

図 2: 心臓の分解図
\includegraphics [width=.5\linewidth]{bunkai.eps}

左室円錐

このうち、左心室に心電図の各誘導を重ねたのが、図3である。

図 3: 左室円錐と12誘導の位置関係
\includegraphics [width=.5\linewidth]{lvcorn.eps}

心電図の各誘導は、おのおのの電極の付近の心筋変化を反映する。 例えば、左心室の前壁に何かが起こればV2〜V4あたりが変化するし、下壁に何かが生じると、I I、 I I I、aVFの各誘導に変化が生じる。



Administrator@WORKGROUP 平成14年8月13日