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: 2. 内分泌の問題
: 2.3 甲状腺機能亢進症
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2.4 副腎不全
特発性の副腎不全以外にも、
ステロイド内服治療中の患者、膠原病やコントロール困難な喘息患者などが急に服薬を中断したり、
感染症、手術、外傷といった何らかのストレスが体に加わった際に相対的な副腎不全が生じうる。
以下のような症状がよく見られる。
- やせ、食欲不振
- 腹痛、低血圧、発熱
- 低血糖、低Na、高K
- 好酸球数高値
非常に漠然とした症状で発症するので見逃されやすい。原因不明のカテコラミン
抵抗性ショックとして発症したり、なんとなくだるいという訴えのみで外来に来たりする。
ステロイドの補充が全て。
- 疾患を疑ったら、ハイドロコーチゾン200mgを静注。以後12時間ごとに100mgを静注。
- 患者の状態が落ち着いてから一度外的なステロイドの使用を中止、迅速ACTH試験で確定診断。
- もしも患者の状態に余裕があるなら、迅速ACTH試験の後にステロイドの使用を開始、結果が陰性なら中止。
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admin
平成16年8月5日