喉頭展開までできても、上手く声帯が見えないことはよくある。
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上手く喉頭展開できると、声帯は口腔の真中に見える。見えずらいのは、喉頭展開が上手くいっていないときが多い。 |
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声帯が口腔の上の方に行ってしまっているとき、どんなにスタイレットを強く曲げても、
挿管チューブが声帯に届かない。こうした場合は、肩枕の高さを上げて、
首を持ち上げるようにすると、声帯が見えてくる。
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声帯は口腔の中心に見えていても、喉頭蓋が大きく垂れ下がり、視野をふさいでしまうことがある。 このときは、喉頭鏡のサイズを大きくするか、喉頭鏡をもっと奥にすすめると、 喉頭蓋を挙上することができる。 |
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喉頭展開しても、全く何も見えないことがある。
この状態で挿管すると、100% 食道挿管になる。
喉頭鏡を奥に進めすぎ、食道を見ているとこんなふうに見える。その場所から喉頭鏡を 静かに引いてくると、上から喉頭蓋が落ちてくるのが見えるので、そこから再び喉頭鏡を前に進めると、喉頭展開できる。 |