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1 IABPの歴史的経過

大動脈内カウンターパルセーションは、1962年に最初に開発された。

当初は心臓の拍動に同期できなかったが、しばらくして心電図に同期して駆動を制御できるようになり、 現在のIABPとほぼ同じものになっている。

このデバイスの出現当時はまだデバイスの径も太く1、下肢の虚血の合併症は多かった。 このためIABPが紹介されてしばらくの間は、このデバイスは下肢の動脈に人工血管をT字型に縫い付け、 そこを通じて挿入することが必要であった。

経皮的な挿入方法が開発されて以後、挿入の速度および容易さは改善され、臨床での使用は拡大した。


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admin 平成17年3月19日