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: A. FiO/mPawのスケール
: HFOV Quick Guide
: 1 換気のマネージメント
- 過膨張を防ぎつつ、より多くの肺胞を換気に参加させる。
- 酸素の毒性によるリスクと、過膨張による肺損傷のリスクとのバランスをとる。
- 酸素化はFiOの増加、あるいは平均気道内圧(mPaw)の増加によって得られるが、循環動態が安定している限りは気道内圧を増加させるほうが好ましい。
- どのぐらいの圧から肺の過膨張を生じるのかは分かっていない。一般的に、平均気道内圧が35mmHgを越えるとリスクが高まると言われている。
SpOを経時的にモニターする。設定を変更後、5-10分程度はSpOを観察する。
PaO 55-80mmHg、またはSpO 88-95%を目標にする。
- 平均気道内圧:以前の呼吸器の平均気道内圧+5cmHO。ただし、35cmHOを越えないようにする。
- FiO=1.0
- 酸素濃度が目標値よりも低い場合、平均気道内圧を5cmHOづつ増加させる(最大45cmHOまで)。
- または、1-2回の肺胞動員手技2を試みる。
- 酸素濃度が目標値に達したら、FiOを別表3の値まで低下させる。
そのまま何もしないで経過を観察する。
別表に従い、FiO/mPawを1-2ステップ低下させる。
- 別表に従い、FiO/mPawを1-2ステップ増加させる
- 1-2回の肺胞動員手技を試みる。
- 平均気道内圧の上昇は静脈還流を減らすため、血管内ボリュームに注意すること。
- 気道内圧を35cmHOまで増加させても酸素化が不十分な場合、うつぶせ呼吸かNOの吸入を考慮する。
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admin
平成17年11月12日