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8 V-V ECMOからの離脱

患者の呼吸状態が安定したのを確認したら、まずは人工呼吸器のウィーニングを行っていく。

順番としては、以下の順に設定を下げていく。

  1. FiO2 を可能な限り0.4以下にする
  2. PEEPは10程度まで下げられたら、無理にそれ以下には下げない
  3. V-V ECMOのフローは2.0l/分程度まで下げられたら、それ以下にはしない。

このあとも患者の血液ガスが良い状態を保てているなら、V-V ECMOの酸素のフローを下げ、最終的にはゼロにしてみる。 人工肺の酸素のフローがなくなれば、ECMOは単なる異物として体内に入っているだけなので、患者の肺の機能だけを 評価することができる。

この状態でも酸素化が保たれているなら、V-V ECMOの離脱は可能19である。


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admin 平成16年11月12日