カラードップラーが普及してから、弁疾患の重症度評価は非常に容易になった。
一方、実際に外来をやっていると、"MRI I 度"との記載があっても、 それがどの程度日常生活に影響を及ぼすのか、何か手を打ったほうがいいのか、 自分が患者を治療していく中で状態が良くなっているのか悪くなっているのかがはっきりしない。
特に、経過を追っていくには現在の4段階による半定量的評価(閉鎖不全の場合)では不十分であることが多く、 より詳しい評価法が考えられている。