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	<title>レジデント初期研修用資料 &#187; 小話</title>
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	<description>日常のメモ</description>
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		<title>合理化が手にした利益</title>
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		<pubDate>Sat, 14 Nov 2009 02:11:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[恐らくは「能力ある人を育てる仕組み」があった場所に、「既得権」と「無駄」というキーワードをぶつけると、そこが「合理化」する。合理化した帰結として、「能力ある人を育てるための教育コスト」が、「無駄を排除した利益」として、攻 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>恐らくは「能力ある人を育てる仕組み」があった場所に、「既得権」と「無駄」というキーワードをぶつけると、そこが「合理化」する。合理化した帰結として、「能力ある人を育てるための教育コスト」が、「無駄を排除した利益」として、攻撃者に転がり込んでくる。</p>

<p>合理化はだから、短期的には間違いなく利益を生む。その代わり、教育システムが「合理化」されてしまうから、もう後続は育たない。教育システムを再建しようにも、それには「既得権」のラベルが張り付いているものだから、政治という営為が「嫉妬の最小化」を目標に行われている以上、システムが再生することはあり得ない。</p>

<h2>昔は旦那がいた</h2>

<p>「日本一の左官職人」の昔話。</p>

<p>その人が若い頃には、どこの町にも「大旦那」とか「若旦那」がいて、若手の職人は、そういう人に目をかけてもらって、ある日「粋な茶室を作ってくれ。金は出す」なんて注文を受けたんだという。機会を与えられた若手は必死になって茶室を作って、それはもしかしたら、師匠の手には及ばないのだけれど、「旦那」はどこかに光るものを見つけて、お金をくれたのだという。</p>

<p>茶室を頼む旦那はいなくなって、「若手」はもう育たないから、日本一の職人は、同時に最後の職人でもあって、たぶん今、「最後の日本一」が、いろんな業界にいるんだと思う。</p>

<h2>「マタギ」と「ナガサ」</h2>

<p>熊撃ちの猟師であった「マタギ」が羽振りのよかった昔は、地元の鍛冶屋さんに自分の刃物を作ってもらうものだったんだという。</p>

<p>鍛冶屋さんにもやっぱり、「師匠」と「若手」とがいて、手分けして、いろんな刃物を打ち分ける。マタギの人たちは、「ナガサ」と呼ばれる大きな刃物を携帯するのが常で、これで藪を割って山に入って、何かの理由で銃が使えないときには、ナガサで熊と戦うときもあるらしい。</p>

<p>ナガサはだから、恐ろしく頑丈にこしらえてあって、先端部分だけ、相手をさせるよう、両刃になっている。マタギの命を預ける刃物だから、もちろんこれは「師匠」の仕事で、値段もえらく高価なものだそうなんだけれど、「師匠」が留守にしていたある日、マタギがナガサをオーダーして、まだ若手であったその鍛冶屋さんは、必死になって一振りのナガサを仕上げて、その人に届けたんだという。</p>

<p>それが独立したきっかけになったのだと。</p>

<h2>無駄と一緒に捨てたもの</h2>

<p><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090528/330813/">昔の問屋さんは、若手を育てる役割を担っていたのだ</a>なんて記事を読んだ。</p>

<p>昔はあちこちに問屋さんがいて、こういう人たちは、流通から対価を得ていたんだけれど、問屋さんは「無駄」であると同時に、たとえば作家の目利きをして、腕のいい若手にはお金をはずんだり、引き合いの少ない気切には在庫リスクを引き受けてくれたりして、若手の作家を育てる役割も担っていたんだという。問屋さんがAmazon に追い払われて、流通には無駄がなくなったその代わり、「若手」はたぶん、育つ機会を減らしたのだと思う。</p>

<p>「能力」というものを、「仕事を作り出して、それを最初から最後まで完成できる人」みたいに定義すると、その人がどれだけ優秀であったとしても、機会がなければ、能力は磨けない。今はなんだか、「能力を持った人」を育てる仕組みが、社会の中からどんどん減っているような気がする。</p>

<h2>焼き畑農業の先にあるもの</h2>

<p>それは無駄といえば無駄なのだと思う。「大旦那」というのは要するに成金なんだし、「マタギ」の財を作った熊の胆のう、同じ重さの金より高いなんて言われた物質にしたって、今では普通に薬局で買える。無駄がなくなること自体は、決して悪いことには見えないんだけれど、「無駄にお金を使える人」が社会から減ったことで、「能力を持った人」が誕生する余地が、世の中から失われてしまった。</p>

<p>「社会から無駄を放逐して、全体の富が増えました」なんて、これは一見いいことなんだけれど、「富」が増えた本当の理由というのは、実は社会というか、旦那衆が負担していた「教育コスト」をお金に換えて、それに変わるものを、社会からなくしてしまったからなんだと思う。</p>

<p>戦争を民営化する、「戦争株式会社」を導入すると、戦争のコストが劇的に下がる。雇う側は、安価に「強い軍隊を購入する」ことができて、現場で戦う兵士もまた、国軍で戦うよりも、はるかにいい給料、いい装備で仕事ができる。</p>

<p>民営化はだから「いいこと」なんだけれど、このやりかたで損をするのは、「戦争株式会社」に熟練した兵士を奪われる国家の軍隊で、彼らは軍隊の教育コストを負担しないからこそお金を得られるし、教育を受けていない、何の資格も持っていない人たちには、だから「戦争株式会社」は、過酷に安い給料しか支払わない。</p>

<p>国内の問題にそっぽを向いて、「移民入れましょう」なんて人たちの本音は、あれは「能力を生むコストの外注」であって、「教育に必要な無駄」、能力を持った人を生むシステムを、今から日本に再構築することを、「上」の人たちは、もう無理だと、日本をどこかで見限っているからなんだと思う。</p>

<p>いろいろ詰んでる。</p>
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		<title>努力は報われないほうがいい</title>
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		<pubDate>Mon, 02 Nov 2009 09:42:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[現在進行形ですごい状態にある人を見て、「僕も頑張ってああなるんだ」なんて、
その人と同じやりかたで、同じ場所を目指して頑張るのは、危険なことだと思う。

何かの間違いがあって、頑張ったその人の成功を許してしまった業界は、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>現在進行形ですごい状態にある人を見て、「僕も頑張ってああなるんだ」なんて、
その人と同じやりかたで、同じ場所を目指して頑張るのは、危険なことだと思う。</p>

<p>何かの間違いがあって、頑張ったその人の成功を許してしまった業界は、その時点で詰んでしまうから。</p>

<h2>承認のコストがつり上がる</h2>

<p>同じ方法論で頑張った人は、どうあがいたってオリジナルのコピーにしかなれないものだから、
そういう人は、ものすごく頑張る。頑張った人が、「頑張り」に見合った承認を求めると、
世代を重ねるごとに、「頑張り」のコストはどんどん上がる。</p>

<p>業界のどこかで「すごい」を観測したのなら、その人と同じやりかたを重ねるのではなく、
「もっと簡単にあそこに到達するにはどうすればいいんだろう」なんて考えないといけないし、
それでも「頑張り」以外の答えが出ないなら、「すごい」その人たちがいなくても何とかなるように、
仕事のやりかた自体の書き換えを目指すべきなんだと思う。</p>

<p>「僕も頑張るぞ」というのは、危険な選択だと思う。</p>

<p>一度「頑張り」の魔界に足を入れると、もう後戻りができない。
頑張ったあげくにどこかに到達したとして、頑張りの元を取れなかったら失敗判定される。
「頑張り」というのは本来、ものすごく分の悪い賭けであって、「頑張るぞ」という選択は、
だから地雷原にあえて足を踏み入れるようなものなんだ、と理解しないといけない。</p>

<h2>個人の体験が一般化する</h2>

<p>頑張った結果として成功した人が、次世代に頑張りを「正解」として伝えると、業界が終わる。</p>

<p>教育をする人たちは、研修医には、「頑張る前に、それが本当に必要なのかどうか考えなさい」なんて
教えてほしいなと思う。</p>

<p>「とりあえず頑張る」というのは本来、保身の手段であって、成功の手段とは違う。</p>

<p>誰かの天才的なひらめきを見たら、それを「天才」と評するのは思考停止であって、
「凡人」を自覚している競合者は、同じような発想に、力ずくでたどり着くやりかたを考える。
天才抜きでも同じ結果を出せるような、そんなやり方が示されて、
初めてそこで、「頑張る」意味が見えてくる。</p>

<p>「漠然と頑張る」ことで成功した人というのは、たしかにいる。でもそれは、
やっかみ10割で言ってみれば、誰か高齢の、偉い人たちの視界に入り続けることで、
組織にとって「かわいい」人間となり、上に引き上げてもらうための、一種の処世術であったはずなのに、
「頑張った」人たちが、「僕たちは頑張ったから報われたんだ」なんて賢しげにつぶやくのは、
それはもう、後続を殺すための欺瞞情報なんだと思う。</p>

<p>「俺は偉くなるために年寄りの尻舐めたんだ」って威張るのは、むしろ大いに「あり」だと思うし、
そういうことを包み隠さず話してくれる人の言葉はとても大切なんだけれど、
「じじいの肛門を吸引すると元気が出るぞ」って後輩に教えたところで、
それを実践した下級生は、たぶんみんな病気になって倒れてしまう。</p>

<h2>伝統芸能が証明されると業界がダメになる</h2>

<p>自分たちの暮らす医療という業界が、「やっぱりあったけぇのが一番だよ」みたいな、
年寄りの価値観的なものに収斂していって、統計屋さんがそれを覆すどころか、
「暖かいやりかた」を強化する方向にすり寄ってるのに、すごく嫌な予感がする。
それをやられると、臨床が続けられない。</p>

<p>「名医ならば一目で分かる」的な、昔ながらのやりかたというのは、
それが再現できたらたしかにすばらしいんだけれど、それが統計的に「正しい」やりかただと証明されて、
それを常に再現するように求められたら、困ったことになる。自分は名医にはなれないから。</p>

<p>「名医なら余裕で分かる」が真になってしまうと、逆説的に、
「診察して分からなかったら名医でない」なんて、あるいは「診察直前までは名医でいられる」なんて価値を生む。
これは結果として、「診察しない名医」とか「逃げる名医」を増やしてしまう。</p>

<p>古い価値軸が統計で固められてしまうと、成功事例が収斂する。</p>

<p>「最初に診察したバカ医者を、あとから来た名医が口でたしなめる」というやりかたが
成功すると、リスク抜きに成功をつかむやりかたが決定して、
みんながそれを再現する。「名医」であり続けたい人は、そんな場所に自らを置こうと
立ち回って、実際問題、分からない患者さんを抱えると、
相談しても「分かってから相談して下さい」なんて、
「専門的意見」をもらうことが増えている。</p>

<h2>昔のカブトムシは空を飛べた</h2>

<p>統計野郎が業界のベテランにすり寄るちょっと前、自分が3年目ぐらいだったころ、
救急外来は大賑わいで、病院どうし、患者さんの奪いあいだった。
どこの病院も救急を受けて、救急外来はお互いに覇を競って、毎晩がお祭り騒ぎで、そこには医師があふれてた。</p>

<p>「名医のやりかた」が統計で固められて、「とりあえず何とかする」乱暴なやりかたは、
いつの間にか統計的に間違いであるなんて「証明」された。</p>

<p>「カブトムシは航空力学的に飛べないことが証明された」なんて、虫が飛んでるのを見れば、
嘘だってすぐ分かるのに、うちの業界だと、何とかしている奴らが「間違ってる」ことになった。</p>

<p>「飛んだら間違いだ」なんて言われたら、虫もたぶん地面を歩く。
何したって「間違ってる」とか言われたら、もう仕事ができない。
今から8年ぐらい前から、だから救急外来には、「診たら負け」なんて信じられない言葉が飛び交って、
救急車は行き場を失って、救急外来に立つ人は、一気に減った。</p>

<p>第一世代の「達人」は、本当に達人だったんだけれど、その超人的な正しさを、
「統計的に裏付ける」ことを許してしまったことは、致命的な失敗だったんだと思う。
達人は再現不可能で、達人抜きでも同じ結論にたどり着くやりかたを編み出して、
それを検証することこそが、統計屋さんの仕事だったはずなのに。</p>

<p>医療は実質吹き飛んでる。</p>

<p>原因はいろいろだけれど、つまるところは、これは当時の達人が、
尻舐めにすり寄ってきた統計野郎を皆殺しにしてたら、世の中こうはならなかったんだと思う。
エクセル以外に友達のいない、さみしい大学時代を送った根暗な奴らが、世の中に復讐しようと
「頑張った」結果として、復讐は達成されて、業界は焦土になった。</p>

<h2>じゃあどうすればいいのか</h2>

<p>自分は「頑張るという文化」それ自体が間違いだ、と思っていたんだけれど、
「<a href="http://twitter.com/kawango/status/5245280715">自分の生きていく世界で「頑張る」こと自体は幸せなことだと思うし、「頑張る」方法が間違うのはしょーがなくて、そこで競争すればよくって、頑張るなというのは違う</a> 」
という指摘をいただいて、反論できなかった。</p>

<p>で、じゃあ今度は、顧客を志向した、公正なルールなら、統計野郎を打ちのめせるのかといえば、
やっぱりあんまりそんな気がしなくて、
今度は「払った犠牲と得られた結果が比例するとき、人は嫉妬しないんですよね。要領よくやって、少ない努力で大きな成果を得る人に対して、人は嫉妬する」なんて指摘をいただいて、
たしかに系の嫉妬を最小化するやりかたとして、
えらい人のたどってきた歩みをそのまままねるというのは、
その先に滅びがあるんだとしても、局所的には正解なんだな、とも思った。</p>

<p>どうすればいいんだろう。</p>
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		<item>
		<title>付属品としての生き残りかた</title>
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		<pubDate>Wed, 07 Oct 2009 10:13:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[ある生態系において、優位に立った新世代に追いやられる旧世代の生き残りかたとして、
新世代の、いわば「付属品」になる、というやりかたが考えられるんだと思う。

モバイルは便利

Android 携帯を買って、「お布団インタ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ある生態系において、優位に立った新世代に追いやられる旧世代の生き残りかたとして、
新世代の、いわば「付属品」になる、というやりかたが考えられるんだと思う。</p>

<h2>モバイルは便利</h2>

<p>Android 携帯を買って、「お布団インターネット」を始めてみて始めて分かったのだけれど、
こういう「怠惰な革命」は、一度始まると止まらない。布団の中とか風呂の中、
ほんのちょっとした待ち時間ができれば、携帯電話をのぞけばインターネットにつながって、
とりあえず退屈しない。読むだけなら、それでほとんどの用が足りてしまって、
結果として、自宅のデスクトップPCで何かを見る時間が減った。</p>

<p>自分の生活は、自宅と病院との往復が9割以上で、どちらの場所にもデスクトップPC が常備してあるから、
モバイルなんて縁がないと思っていたんだけれど、実はデスクトップPC から1m でも離れれば、
そこはもう、「モバイルの領域」だった。今まではそれに気がつかなかったから、
なんの不自由もなくデスクトップPCを立ち上げていたんだけれど、ポケットに手を突っ込んで、
スイッチを入れたらもうネット、というのに慣れてしまうと、もう戻れない。</p>

<p>待合室の患者さんたちは、今はたいてい、待っている間は携帯電話を開いている。
検査の待ち時間だとか、受付に呼ばれたわずかな時間、人によっては、外来で診察中、
聴診をされてるわずかな時間も、携帯電話をのぞく。</p>

<p>ああいうのは、自分でAndroid を使ってみるまで理解できなかったんだけれど、
携帯電話でネットを見られるようになって、あれをやる人の気持ちがずいぶん分かる。</p>

<p>細切れの時間が埋められるようになると、たぶん人間というのは、本能的にそこを埋めたくなる。
埋められるようになって、ところがそういう小さな場所には、ノートPCとか、ましてやデスクトップPCは、
もう絶対に入れない。デスクトップPCの性能がどれだけ上がろうと、価格がどれほど安くなろうと、
デスクトップPC がデスクトップPC である限り、この流れは止まらない。</p>

<h2>携帯電話には限界がある</h2>

<p>携帯電話は簡単に持ち歩けて、立ち上がりが一瞬で、インターネットを見る場所を選ばない。
こういう立ち位置には、従来のPCは、絶対に入ってくることが出来ないから、
携帯電話には、競合するデバイスが存在しない。</p>

<p>携帯電話は、道具としてのポジションが完璧であるがゆえに、犠牲にされているものは多い。</p>

<ul>
<li>携帯電話は電池駆動。CPUの性能を上げれば上げるほどに、恐らくは電池の消耗が速くなるから、
処理速度の進歩は、そう多くは望めない</li>
<li>電話回線のスピード向上も、たぶん難しい。無線の周波数は自由にならないし、新しい周波数が
使えるようになったとして、日本中のインフラを置き換えないといけないから、コストが馬鹿にならない</li>
</ul>

<p>従来のPCが、「ムーアの法則」で進歩するのに、携帯電話にはたぶん、それが許されない。
ノートPC の処理速度は上がる一方で、価格は下がる一方だけれど、そうした改良は残念ながら、
携帯電話のいる場所を脅かすだけの威力はなくて、「インターネットは携帯で」という
流れ自体は、たぶんもう覆らない。</p>

<p>お布団でごろごろしたほうが、机に座るよりも、圧倒的に楽だから。</p>

<h2>「本体より高価な付属品」という立ち位置</h2>

<p>「携帯電話でインターネット」というのは、たぶんもう、これが「解答」なのであって、この部分は覆らない。
性能向上の努力だとか、あるいはコストカットの努力というのは、小さくなっていくパイを大きくする
役には立たない。</p>

<p>旧来のPCが、今の付加価値を維持したままで生き残っていこうと思うなら、
「速い」とか「安い」じゃなくて、PCとして別のありかた、携帯電話との「連携」を志向する、
具体的には「個人が個人のサーバーを持つ」という方向に向かってほしい。</p>

<p>イメージとして、携帯電話を持っているユーザーが、「マイサーバー」機能がついたPCを買うと、
ユーザーは、ネットにつなげた自宅のPCを経由して、携帯電話でインターネットを見ることができる。</p>

<p>「マイサーバー」には、携帯電話にあわせたフォントやレイアウトの調整、広告のカット、
画像の縮小や軽量化といった機能が備わっていて、ユーザーの携帯電話は、
自宅に置いたPCを経由することで、電池の寿命を犠牲にすることなく、
より軽快なネットが楽しめる。サーバーに「先読み」機能をつけておけば、遅延はもっと減らせる。</p>

<p>ユーザーによって、「このページの画像はいらない」とか、「このページだけは本来のレイアウトで読みたい」とか、
需要はいろいろ異なるだろうから、そういうのはあらかじめリストを作って「マイサーバー」に
登録しておけばいいだろうし、リストはPC上でも、あるいは携帯電話上でも修正できるとうれしい。</p>

<p>PDFだとか、flash動画だとか、携帯電話で閲覧するにはCPU負荷の大きなコンテンツも、
たとえば「マイサーバー」上で文字だけ抜き出すとか、flash ならあらかじめPC上で再生して、
携帯電話も楽しめるような小さな圧縮動画として送ってくれるとか、電力を喰う、
CPU負荷の大きな、携帯電話ではできないような仕事を、「マイサーバー」が代替すればいいと思う。</p>

<p>こういうのはもう、<a href="http://www.ne.jp/asahi/web/ryo/airproxy/">airproxy</a> というソフトがあって、
サーバーを自宅に設置できる人たちは昔からこういうことをしているみたいなんだけれど、
素人が手を出すには、まだまだ敷居が高い。</p>

<p>PCの機能というよりは、「携帯電話より高価な携帯電話の付属品」としてPCを販売するような、
こうしたやりかたというのは、少なくとも携帯電話の機能向上が難しい間は、
有効な生存戦略になるような気がする。</p>

<h2>付属品としての生き残りかた</h2>

<p>「インターネットを見る道具」という競争があって、流れとしてはたぶん、携帯電話がその主役になって、
旧来のPCが携帯電話の居場所を奪おうと思ったなら、もはやそれはPCでなく携帯電話になってしまう、
そういう状況というのはたぶんいろんなところにあって、旧来のメディアは、
「どう頑張っても自分たちのパイが膨らまない状況」に、いつか追い詰められてしまう。</p>

<p>トップランナー、あるいは自分たちの居場所を脅かす新世代が生まれたときには、
それと競い合ったり、あるいは自らの「性能向上」を目指すやりかたはあまり賢いとは言えなくて、
どこかで「パイが膨らまない」状況に陥ったら、新世代の無敵性とトレードオフになっている何かを探して、
自らの能力が、それを補うことができないかどうか、新世代の「高価な付属品」としてのありかたを探ることで、
新たな付加価値を生めるんじゃないかと思う。</p>

<p>「大学病院のありかた」とか、携帯電話を見ながらあれこれ考えてる。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>Google 携帯を買った</title>
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		<pubDate>Fri, 02 Oct 2009 08:34:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[何年ぶりだかに携帯電話を買い換えて、iモードも使わない人間が、スマートフォンに乗り換えたときの記録。
使い始めてそろそろ1ヶ月になるけれど、けっこう便利。

DoCoMo はあんまり教えてくれない

買い換える携帯電話は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>何年ぶりだかに携帯電話を買い換えて、iモードも使わない人間が、スマートフォンに乗り換えたときの記録。
使い始めてそろそろ1ヶ月になるけれど、けっこう便利。</p>

<h2>DoCoMo はあんまり教えてくれない</h2>

<p>買い換える携帯電話は、正直なんでもよかった。今まで使っていた、機能のほとんどついていない、
ストレート型の携帯電話に不便を感じていなかったし、動く場所のないデザインは、そもそも壊れようもなかったから、
楽だったし。</p>

<p>電池の持ちが悪くなったのと、Mova のサービスがもうそろそろ終わってしまうだとかで、
「ストレート型の小さい奴を下さい」なんてお願いしたら、HT-03A という、Google 携帯を勧められた。</p>

<p>ネットで見て、Google 携帯というものがある、ということぐらいは知っていたんだけれど、
「Twitter 見れますか？」とか、「SDカード にほんのスキャン画像仕込んどいたら、あとから閲覧できますか？」とか、
何を尋ねても、「分かりません」という返事しか返ってこなかった。</p>

<p>右も左も分からないまま、とりあえず進められたプランどおりに購入して、2万円ちょっと。
月に最大7000円ぐらいかかるらしいんだけれど、
まだよく分からない。</p>

<h2>買ったもの</h2>

<p>買ったままの状態だと、この携帯電話は、充電器がついてこない。FOMA ユーザーの人だったら、
昔の充電器を使うように言われるし、
Mova ユーザーだと、昔の充電器はそもそも使えない。「電池切れたらそれで終了ですか？」なんて尋ねたら、
DoCoMo の人が、充電器をサービスで一つくれた。</p>

<p>とりあえず、クレードル型の充電器と、液晶保護シートを購入した。</p>

<ul>
<li><a href="http://www.visavis.jp/shop/WebObjects/vv.woa/wa/dpp/4525443029426/?dan=dpc%252FHT03A%252F&amp;ccc=HT03A&amp;cpc=4525443029280">USBクレードル for HT-03A</a></li>
<li><a href="http://www.visavis.jp/shop/WebObjects/vv.woa/wa/dpp/4525443028139/?dan=dpc%252FHT03A%252F&amp;ccc=HT03A&amp;cpc=4525443029280">OverLay Plus for HT-03A</a></li>
<li><a href="http://www.visavis.jp/shop/WebObjects/vv.woa/wa/dpp/4525443028122/?dan=dpc%252FHT03A%252F&amp;ccc=HT03A&amp;cpc=4525443029280">OverLay Brilliant for HT-03A</a></li>
</ul>

<p>クレードルは、とりあえず立てて置いておける充電器だけれど、一応普通に使える。その代わり、
携帯電話はそもそもクレードルに対応した端子になっていないものだから、つけ外しの時にはちょっと引っかかる。
HT-03A は、バッテリーが2つついてくる割に、DoCoMoの充電器だと、2つめのバッテリーが充電できないから、
こういうクレードルを持っていると、一度に2つのバッテリーを充電できるのが、便利と言えば便利。</p>

<p>液晶保護シートは2枚買った。「Plus」のほうは低反射、「Brilliant」のほうは、透明度が高い。
Palm の時代は、たしかOverLay Brilliant が定番になっていて、最初はこれを買ったんだけれど、
個人的には失敗だった。
相変わらず貼りやすいし、透明度は極めて高いのだけれど、画面の上で指を滑らせる操作をすると、ちょっとべたつく。</p>

<p>HT-03A には独立したキーボードがないから、操作しているとき、画面上で指を滑らせる機会が多い。
画面と指との摩擦というのが、結構気になる。OverLay Plus のほうは、低反射加工の分、
透明度はわずかに落ちるんだけれど、画面がさらさらしていて、操作が軽く感じられて、快適。</p>

<p>今のところ、買ったのはこれだけ。ソフトは今のところ、フリーウェアしか入れられないみたいで、
有償アプリケーションが出てくるのは、もう少し先らしい。</p>

<h2>アプリケーション</h2>

<p>HT-03A は、ユーザーこそそんなに多くないみたいだけれど、多くの人が、
自分の経験をネットで公開しているみたいで、調べるといろいろ出てくる。</p>

<ul>
<li><a href="http://ueblog.natural-wave.com/2009/07/13/buy-android-ht03a/">Android携帯「HT-03A」を買ってまずやったこと（1） | ueblog</a></li>
<li><a href="http://ueblog.natural-wave.com/2009/07/13/buy-android-ht03a-2/">Android携帯「HT-03A」を買ってまずやったこと（2） | ueblog</a></li>
<li><a href="http://blog.fuktommy.com/1248001095">docomo HT-03A(Android携帯)買いました</a></li>
<li><a href="http://blog.livedoor.jp/mirageblog/archives/51310042.html">みらぶろ : HT-03Aを使い始めて1週間と少し</a></li>
<li><a href="http://www.boiscreative.com/blog/archives/2009/08/googleandroidht.html">携帯するGoogleなAndroid端末HT03Aを買って1ヶ月 </a></li>
</ul>

<p>買ったばかりのGoogle 携帯は、インターネットを閲覧する以外、
正直あんまりたいしたことができないんだけれど、アプリケーションを入れると、
いろんな機能が増える。</p>

<p>以下のアプリケーションを入れた。</p>

<ul>
<li>FlickWnn: フリック入力という文字入力の機能を導入する。最初は小さなQWERTY 
キーボードしかついてこないんだけれど、フリックになれると、入力がずいぶん楽になる。</li>
<li>ドロイドあんてな: 2ちゃんねるのまとめサイトを、さらにまとめて表示してくれる。
動作も軽いし、ちょっとの時間を潰したいときとか、どうでもいい話題に無駄に詳しく
なれる</li>
<li>Twidroid: Twitterクライアント。ボタンが少し小さくて押しにくいんだけれど、
必要な機能は全て備えている。Twitter クライアントは何種類もあるみたいだけれど、
いくつか試して、これに落ち着いた</li>
<li>Toggle Settings: 同期やGPS、無線LAN のオンオフが画面からできるようになる。
GPS オフ、無線LAN オフにすると電池の持ちがある程度よくなるので、1つの電池で
当直明けまで何とか使えるようになる</li>
<li>AK Notepad: メモ帳。メモを書いて、投稿したりできるらしい。入れたんだけれど、
メモは全部Twitter に放り込んでいるから、あんまり使っていない</li>
<li>世界天気時計: 画面上に常駐して、指定した場所の天気を表示してくれる。病院の中にいると、
「雨が上がった」とか、そういう感覚が分からなくなって、こういうのがあると
和んだりする</li>
<li>Digital Clock Widget: iPhone みたいなデジタル時計が画面上に表示される。
純正のアナログ文字盤時計に比べて表示が小さくて見やすい</li>
<li>Steel: ブラウザ。標準のブラウザに比べると、動作が少し軽い。今はブラウザを
2種類使い分けているので、2つめのブラウザとして</li>
<li>ASTRO: ファイラ。買ったままだと読みに行けない、SDカードに置いたファイルを
読むことができるようになる。よく使う</li>
</ul>

<p>普段使っているのはこれぐらい。</p>

<p>標準でついてきたアプリケーションは、ブラウザと、目覚まし代わりのアラームと、
あとはカレンダー機能、「ギャラリー」機能ぐらいしか使っていない。</p>

<p>SDカードにスキャンした教科書とか、漫画本を大量に格納しておけば、携帯図書館が作れるかも、
なんて期待したんだけれど、漫画本と、文庫本はぎりぎり読めるけれど、教科書をスキャンした奴は、
さすがに画面が小さすぎて、お話にならなかった。</p>

<h2>Google のショートカット</h2>

<p>一部の機能は、独立したアプリケーションを導入するよりも、Google の
ホームページからリンクされているGmail とか、Google リーダーを、
直接読みに行ったほうが高機能だったりする。</p>

<p>HT-03A のブラウザを開いて、必要なページを「お気に入り」に登録したあと、
画面の空いた場所を長押し->「ホーム画面に追加」画面から「ショートカット」->
「ショートカットを選択」画面から「ブックマーク」を選ぶと、
携帯電話の画面上に、それをタップするだけでブラウザが立ち上がる、
ショートカットが設定できる。</p>

<ul>
<li>Gmail: HT-03A にはメーラーがついてきて、Gmail に新しいメールが来ると、
それを教えてくれる機能もあるんだけれど、ホームページを読みに行ったほうが
高機能で使いやすい。ちゃんとHT-03Aに特化したページを読みに行ってくれる</li>
<li>Google リーダー: これも同様に、RSS リーダーアプリよりも、そのページを
直接見に行ったほうが、使いやすいような気がする</li>
<li>iGoogle: PC からiGoogle のホームページに飛んで設定すると、
任意のニュースが自動配信されてみたり、メールやカレンダーが読みに行けたり、
便利に使える。一部のリンク先は、Googleの側で携帯電話で読みやすい形に
体裁を整えてくれるから、読みやすくて、ブラウザの読み込みも高速で快適</li>
</ul>

<p>Google のショートカットは、携帯電話上でできることを、わざわざ
Google のサーバーまでデータを取りに行って、携帯電話用にデータを
生成させているわけだから、なんだかすごく胡乱なことをしているんだけれど、
今はもう、どこにいてもネットにはつながりっぱなしになっているから、
こういう使いかたでいいんだと思う。</p>

<p>あとはGoogle ではないけれど、自分で作ったマニュアルの索引ページを
ショートカットにして、やはり画面上に置いている。タップするだけで
索引が立ち上がって、必要な単語をクリックすると、当該ページに
飛べるから、病棟で便利。</p>

<p>Google には「モバイルゲートウェイ」というページがあって、<a href="http://www.google.co.jp/gwt/n">このページに必要な URL</a>
を入れると、モバイル用途のページに変換してくれる。変換後のページをお気に入り登録しておくと、
軽くて便利。</p>

<h2>使いかた</h2>

<p>朝おきて携帯電話の画面を見ると、外の天気が表示されていて、
夜に入ったメールとか、Twitter の自分宛メッセージがあれば、
それが表示されている。あったらその場で読める。ごくつまらないことだけれど、
「自分でそれを捜しに行かなくてもいい」というのは、この状態に慣れてしまうと、
そのまま定着してしまう。どこまでも怠惰になれるものなんだなと思う。</p>

<p>布団の中でiGoogle のショートカットをタップすれば、今話題になってる新聞の見出しとか、
2ちゃんねる の話題なんかが、大体一覧できる。昔はそんなものは読みもしなかったのに、
画面をちょんと触るだけで見出しが並ぶと、つい読んでしまう。</p>

<p>フリック入力に慣れていなかった頃は、さすがに携帯電話で何かを打つということはしなかったんだけれど、
この入力は、一つの動作で一文字打てるから、ぎこちなくてもずいぶん速く打てるようになる。
2週間ぐらいでずいぶん慣れて、今は時々、携帯電話のまま、Twitter で遊んでる。</p>

<h2>こういうのがほしい</h2>

<p>インターネットの閲覧は、やっぱりどうしても遅い。回線も遅いし、さすがに携帯電話だと処理能力の限界があるのか、
たくさんの画面が並ぶページを開くとスクロールが追いつかないし、画面を4つも5つも開くような使いかたをすると、
ブラウザが固まったりする。</p>

<p>標準のブラウザを、Steel に変えたところで、そこまでの大差はないんだけれど、「画像読み込み」をオフに、
「JAVAスクリプトの読み込み」をそれぞれオフにすると、実質文字を読み込むだけの機能になって、
スクロールが指についてきて、とても快適になる。</p>

<p>ところがこれをやると、もちろん画像が読めなくなるから、たとえば自分のマニュアルページなんかは、
何が書いてあるのか全然分からなくなってしまう。ボタンアイコンを採用しているページなんかでも、
それがクリックできなくなるから、次のページにいけなくなったりする。</p>

<p>今はだから、標準のブラウザは全機能を生かした状態で、Steelのほうは最小限の機能に絞って、
画像が必要なページと、文字だけ読めればいいページとで使い分けているんだけれど、
こういうのを任意にフィルタリングできるアプリケーションがあったらいいなと思う。</p>

<p>PC だとProxomitron というローカルプロキシソフトがあって、回線が遅かった昔、
広告をカットして読み込みを速くしたり、
ブラウザクラッシャが仕込まれたページを回避するのに使ったり、昔はずいぶんお世話になった。
スマートフォンにも、ネットと電話との間に立って、ユーザーが必要な情報だけを画面に取り込んで、
細い回線を有効に生かせるようなアプリケーションがあるとうれしい。</p>

<p>機能的には、こういうのは十分可能なのだそうで、有償アプリケーションが解禁になって以降、
また探してみたい。</p>

<h2>「できないこと」が文化を作る</h2>

<p>「これができない」ことが、そのメディアの文化というか、空気みたいなものを決めるんだと思う。</p>

<p>Palm なら、それは「PC と切り離された、単独での使いかたができない」ことだったから、PCとの上手な連携を
意図したアプリケーションがたくさん生まれて、それを解消したスマートフォンからは、「連携」という
考えかたが消滅した。</p>

<p>スマートフォンは、インターネットと接続されているのが当たり前になったけれど、
今度は無線回線の帯域幅だったり、電池の容量から来る性能の上限が、
携帯電話で読みやすい軽快なサイトを作らせたり、携帯電話の一部機能をネット上に置くことで、
性能以上に快適な使いかたを考えたりだとか、きっといろんな使われかた、
デスクトップPC でのインターネットとは、また違った使われかたが出てくる気がする。</p>

<p>iモードに近い、簡素なページが増えてくるんだろうと思う。HT-03A は、たしかに
PCと同じようなページ表示ができるけれど、装飾されたページは重くて、どこでも使える「軽便さ」みたいな
ものとは、その重たさが釣り合っていないから。</p>

<p>たぶん「できないこと」を前提とした作り込みみたいなのが、文化を生む。</p>

<p>盆栽というメディアには制限が大きいけれど、その制限こそが盆栽を生んで、
迫力を出そうと大きな鉢植えを用意したら、それはもう、盆栽でなくなってしまうだろうし。</p>

<p>サイズの限界、電池の限界が制限を生んで、細いけれど、気軽に携帯できて、
常にネットワークとつながっている状態と、そうした制限とのせめぎ合いが、
たぶんスマートフォンというメディアに、新しい文化を作り出す。
それはPCで見るインターネットとは、もう違った何かなんだと思う。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>「これはこういうものなんだ」体験のこと</title>
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		<pubDate>Sat, 26 Sep 2009 01:40:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[まだ運転免許証も持ってなかった学生の頃、夕方遅く、すでに乗用車を乗り回していた同級生の
「トヨタカローラ」に乗っけてもらった。

昔も今も、カローラは「あって当たり前」を目指してる車であったはずなのに、
ダッシュボードに [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>まだ運転免許証も持ってなかった学生の頃、夕方遅く、すでに乗用車を乗り回していた同級生の
「トヨタカローラ」に乗っけてもらった。</p>

<p>昔も今も、カローラは「あって当たり前」を目指してる車であったはずなのに、
ダッシュボードに光るメーターと、田舎の夜景とが重なって、なんだか一瞬、
その光景がSF映画にダブった。</p>

<p>「要するに、乗用車を持つということは、どこにでも行ける自分だけの空間を持つということなんだ」なんて、
一人勝手に納得がいって、その時初めて、車というものが心からほしくなった。</p>

<h2>ゲーム機のこと</h2>

<p>「快適さ」というパラメーターにも、住宅みたいな階層構造があって、
「地盤の脆弱性」みたいな下位レベルの問題を、たとえば「家具の配置」みたいな上位レベルでの努力では
取り返せない。</p>

<p>据え置き型のゲーム機は、やっぱり昔ほどには売れていないらしい。ファミリーコンピューターの時代から見れば、
今のプレイステーションなんて夢の機械になったのに、そこでどれだけ魅力的なソフトを販売しても、
「ゲーム機のある場所に行って、スイッチを入れる」という工程から、据え置き型ゲーム機は自由になれない。</p>

<p>携帯ゲーム機だとか、携帯電話が当たり前になっている世代の人たちにとっては、
たぶんゲームとか、インターネットというものは、「思い立ったらもうそこにあるもの」だから、
そういう人たちにとっては、「ゲーム機のある場所に行く」という一手間が、どうしようもない「地盤の脆弱性」
に見えてしまう。</p>

<p>内装をどれだけ立派にしたところで、基礎がグラグラの家には人が住まないように、
据え置き型ゲーム機がどれだけ高性能に進化したところで、携帯電話世代の人たちを、
据え置き型ゲーム機の世界に引っ張り込むのは難しいんだと思う。</p>

<h2>動作の意味を書き換える</h2>

<p>たぶん「○○は、要するに○○なんだよ」という原体験が、自動車でも、据え置きゲームでも、
携帯ゲームでも、あるいはインターネットでも、あらゆる「メディア」に存在するのだと思う。</p>

<p>デスクトップPC から入った人と、iモードが当たり前にあった世代の人とは、
同じ「インターネット」というメディアを挟んで、しばしば話が通じない。</p>

<p>「寝室から3歩歩いて電源を入れる」ことなんて、モデム接続の昔を知っている人から見れば、
今のやりかたは「進歩」なのに、携帯電話世代の人から見れば、それはたぶん「基礎の脆弱性」に思えてしまう。</p>

<p>見えかたが異なれば、同じ一手間が「進歩」にも見えれば、「致命的な欠陥」にも見える。
恐らくはだから、「これはこういうものなんだ」というメディアの見えかたみたいなものを書き換えれば、
欠点は欠点でなくなるし、意味の書き換えができなかったメディア、
あるいはそれを怠って、代わりに「高性能化」の方向に舵を切ったメディアというのは、
業界ごとしぼんでしまうのだと思う。</p>

<h2>こうなってほしい</h2>

<ul>
<li>たとえば「自動車」というメディアには、「コンテンツ生成装置」になってほしい。どこかに行くこと、
移動することそれ自体が、インターネットに文章を書くのと同じような、「発信」になるような</li>
<li>乗用車はたぶん、単なる移動の手段であった昔から、一時期はコミュニケーションの手段というか、
個人の考えかただとか、社会的な立場を表すための手段として普及してきた時代があった</li>
<li>今の「自動車離れ」という現象は、たぶんネットというコミュニケーション手段が生まれて、
「表現手段としての自動車」という場所が、インターネットに浸食されてしまったからなんだと思う</li>
<li>トヨタ自動車みたいな、業界を牽引する会社は、だから日産やホンダを相手にしてはいけないし、
「高性能な車」なんて作っちゃいけないんだと思う。むしろ「移動という意味」だとか、「乗用車である意味」みたいな
ものを書き換えて、Amazon みたいなコンテンツ販売業者だとか、
mixi みたいなコミュニティが持っている「メディアの意味」を、率先して浸食していくべきなんだと思う。</li>
<li>メディアには縛りがある。そこを「乗り越える壁」としてでなく、「長所」として前に押し出せないメディアは滅ぶ</li>
<li>自動車が「移動」、「実世界にあるどこか」にしか行けない、ということに縛られるように、
携帯電話はたぶん、「実際の知りあいとしか会話ができない」ということに縛られる。
もちろん技術的には十分可能だけれど、全然見知らぬ他人と毎日何百人も会話するなんて、
電話を使った音声コミュニケーションだと、ちょっと考えにくい</li>
<li>コミュニケーションという機能は、だから「電話の束縛」なのであって、より広いコミュニケーションを志向する方向に作り込んだら、携帯電話はしぼむ気がする</li>
<li>たとえばこれが「ネットワークRPG」なんかだったら、全然知らない人と、その場で「戦友」になれたりだとか、
見知らぬ他人が何百人も集まって、ネット世界でお祭り開いたりだとか、実世界とは比較にならないぐらい、
広いコミュニケーションが行える</li>
<li>「携帯ゲーム」はたぶん、「コミュニケーションに新しい意味を与える道具」となって、
携帯電話の意味を浸食していく。携帯電話はコミュニケーションに縛られると、たぶんゲーム機に喰われてしまうから、
むしろ「実世界」という縛りを生かして、「実世界に別の意味を付加する道具」になってみたり、あるいは
「実世界の知人としか会話ができない」という縛りを生かして、「個人を実世界ネットワークに接続する道具」を
目指すべきなんだと思う</li>
<li>たとえばそれは、携帯電話の「目」を通じてお店を見れば、「ここの店員最悪」とか、「○○ランチは頼んじゃダメ」とか、
そういうタグがたくさん見えることであったり、あるいはまた、誰か友人から電話が入ると、自分の居場所、
相手の居場所、自分が今ほしいものとか、自宅の冷蔵庫にある野菜一覧みたいな情報も同時に送信されて、
「そこにいるなら、ついでに○○買ってきて」みたいな会話がその場できるような機能であるとか</li>
<li>据え置きゲーム機は、高性能になって、異世界を細部まで作り込むのが、結果として得意になった。
異世界というのは「ここでないどこか」であって、「ここでないどこかに行く」という行動の先には、
たぶん「海外旅行」がある</li>
<li>海外旅行という体験は、視野から聴覚から、あらゆる体験が、普段なじんだ世界と置き換わる。
実世界なんだけれど、そこはなじんだ空間とは別の場所で、「ここでないどこか」を体験したくて、
たぶんみんな海を越える</li>
<li>「感覚を全部別の何かで置き換える」メディアを作れば、それは海外旅行というメディアを
浸食することができる。 「顧客の視野を全部乗っ取る」ことを、
すごく大規模にやって見せたのがディズニーランドで、たしかあの場所は、
顧客から見える風景というのをすごく大切にして、他の風景を巧妙に隠したり、
建物に錯視の原理をとり入れたりしている</li>
<li>「感覚を全部乗っ取る」こと、日常世界との断絶を演出することが、
ゲームの次を想像するときには必要で、個人的にはやっぱりドームディスプレイがほしい。
以前サンシャインプラネタリウムで見た、ドーム映画の没入感には、本当にびっくりしたから</li>
<li>たとえば全周スクリーンのあらゆる方向から、人間ぐらいの大きさのゴキブリの群れに囲まれて、
足下見下ろせば子供の腕ぐらいはあるヒルがびっしり、絶望して天井見上げたら、
上には巨大なクモの口が…なんて体験ができたら、子供さんの一生の思い出になると思う</li>
<li>「一般家庭にドームを置く」ために、今度はまた、据え置き型ゲーム機は、別の何かを浸食しないといけない。
WiiFit が、「家庭に板を置く」ために、ライバルとして体重計を想定したように、
家にあっても不思議じゃない、「ドームっぽい何か」を置き換えるような</li>
<li>こういうのはたぶん、「スーパーマーケット」だとか「病院」だとか、そういうものもあまねく「メディア」なのであって、
自らの「こういうもの」という意味に、みんなもっと自覚的になると、世の中きっと面白くなる</li>
</ul>
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		</item>
		<item>
		<title>スマートフォンが消し去ったもの</title>
		<link>http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/522</link>
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		<pubDate>Fri, 25 Sep 2009 07:56:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[今さらなんだけれど、新しく購入したHT-03Aという携帯電話を、このところずっと使っている。

前使っていた携帯電話は、機能なんて何もついてない、文字通り「携帯できる電話」だったものだから、
スマートフォンのちょっとした [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今さらなんだけれど、新しく購入したHT-03Aという携帯電話を、このところずっと使っている。</p>

<p>前使っていた携帯電話は、機能なんて何もついてない、文字通り「携帯できる電話」だったものだから、
スマートフォンのちょっとした機能に、いちいちびっくりする毎日。</p>

<h2>Palm を使っていた</h2>

<p>大学病院で働いていた頃は、Palm という携帯コンピューターを使っていて、
メモ代わりにしたり、患者さんの情報を入れておいたり、あるいはblog の原稿をちょこちょこ書いたりしていた。</p>

<p>Palm は面白くて、同業者の中でも、自分は相当熱心に使い込んでいたほうだと思うんだけれど、
職場が変わって「これでないと」という場面が減って、結局面倒くさくなった。</p>

<p>その面倒くささの根っこにあったのは、「同期」という操作だったのだと思う。</p>

<p>たとえば「今日時間があったときに読もう」なんて思った文章は、Palm でそれを読もうとしたら、
自分のノートPC から、いちいち同期しないといけない。文字を読むのは素早くできて、
転送するときに、大まかな内容は読めてしまうから、せっかく文章を転送したところで、そのときにはもう、
読む気力がなくなってしまう。</p>

<p>Palm にはずいぶん慣れて、比較的長い文章も打てるようになっていたんだけれど、文章を作って、
PC にそれを同期して、ネットに載せるには、さらにそこから文章を加工しないといけなかった。昔は実際に
そうしてたんだけれど、「一言」のメモならTwitter に書き込めば一発だから、結局Palm を持ち歩く機会は減って、
今でもノートPC の隣には Tungsten|c というPDA が置いてあるのだけれど、もう久しく電源を入れていない。</p>

<h2>スマートフォンが消し去ったもの</h2>

<p>全世界規模の無線インターネットインフラ、速いCPUに、大画面の新しい携帯電話という、
初期のPalm に比べれば恐ろしく大がかりな、やりかたは正攻法なんだけれど、力技的なスマートフォンが
追放したのは、そもそもが一手間でしかなかった「同期」という操作だけなんだけれど、
たかだかそれだけのことで、生活は大きく変わった。</p>

<p>「手のひらサイズ」で全部やるのは無理だった昔、Palm という機械は、
「親PC との同期」という考えかたを導入することで、
「手のひらサイズのコンピューター」という夢を、ずっと低コストで達成した、本当に画期的な商品だった。</p>

<p>Palm 界隈は結局しぼんでしまったけれど、ほんの少し前、
それでもPalm をはじめとした手のひらサイズのコンピューターにはたくさんのバリエーションが発売されて、
ごく初期の頃に発売されたPalm から、PDA のブームが一段落する頃に発売された Tungsten|c まで、
機械はずいぶん高性能になったのに、「同期」という操作だけは、変えられなかった。</p>

<p>使いはじめた当初、Palm は本当に面白い道具だったし、「同期」にかかる時間だって、
別に長いものではなかったんだけれど、Palm がどれだけ高性能になっても、
ネットから何かをとり入れて、作った何かを再びネットにアップロードするときには、
どうしても「同期」という一手間が必要で、Palm がどれだけ精密に、高性能になっても、
やっぱりあんまり変わらなかった。</p>

<p>今度買ったHT-03A というスマートフォンは、全盛期のSony が出してたClie なんかに比べると、
あんまり精密でないというか、どこかおもちゃっぽいし、Tungsten|c なんかと比べれば、
質感も、キーボードの使い勝手も劣っているんだけれど、もう戻れない。</p>

<h2>快適さの階層性について</h2>

<p>家の家具をいくら工夫したところで、基礎の脆弱さをカバーすることはできないように、
「快適さ」というものにも階層性があって、ある階層で生じた不快は、
それよりも上位の階層でどれだけがんばっても、挽回することはできないような気がする。</p>

<p>Palm の登場は、たしかに画期的だったのだけれど、「同期」という、
どうしても避けて通れない操作を追放するのが難しくて、いろんなメーカーが、
高機能なPDA端末を投入したんだけれど、やっぱりそれは快適さにつながらなかった。</p>

<p>スマートホンになって、今久しぶりにHTML ファイルで勉強ノートをアップロードしたんだけれど、
個人的にはそれをすごく気に入っている。</p>

<p>今までも、LaTeX で作ったマニュアル類は全部HTMLで公開していたんだけれど、
Palm でHTMLファイル を読むのは大変だったし、内容をPCで更新しても、結局それを、
Palm に転送しないと読めなかったから、
いろんな文章を作った割には、それを自分で使う機会というのは少なかった。</p>

<p>スマートフォンになって、ネットに上げた自分のマニュアルは、そのまま手元のスマートフォンで読める。
文字しかないから、細い回線でも十分快適だし、索引ページの単語をタップすれば、必要な情報に飛べる。
うちのページからなら、誰だって同じ経験ができるんだけれど、Palm を手に入れた頃、
こういうのを夢見て上手くいかなくて、
やっとそれが自分の手でできるようになると、ずいぶんうれしい。</p>

<p>スマートフォンを買ってから、お布団でごろごろしながらインターネットを見る機会が増えた。</p>

<p>寝室の布団から出て、「ほんの数歩」歩けば、Core i7 に光回線をつないだデスクトップPCがそこにあるのに、
今はなんだか、布団にくるまってごろごろしながら、無線LAN にショボいCPU、小さな画面で、
そんなに「我慢している」という感覚を覚えることなく、遅いネットを楽しむ。</p>

<p>こういうのもたぶん、<a href="http://www.otsune.com/diary/2008/09/11/1.html#200809111">「n-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になる」</a>という言葉に連なる現象。
「1-click」に相当するのは、「布団から出て3歩歩く」ことであって、革命と言っても、
起きたことは「お布団に潜ったままでインターネット」なんだから、それはずいぶんとだらしないものなんだけれど。</p>

<p>恐らくは自分が今体験している快適さというのは、iモード携帯電話を使っていた人たちにいわせれば、
たぶんその人たちが8年も前に通過した場所なんだろうけれど、「携帯電話でインターネット」が
当たり前という文化に育った人、「そこまで行く」面倒くささを解消してしまった携帯機になれてしまった人には、
デスクトップPC で見るインターネットだとか、据え置きゲーム機で楽しむテレビゲームは、
そこに行くだけのほんのわずかな手間が、恐らくは我慢できない煩雑さに見えてしまうんだろうと思う。</p>

<p>機械がどれだけ高性能になったところで、「数歩」の煩わしさを乗り越えることは、きっと難しい。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>犬族の経時変化について</title>
		<link>http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/514</link>
		<comments>http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/514#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 20 Sep 2009 01:33:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/?p=514</guid>
		<description><![CDATA[昔撮った写真いろいろ。

2007年3月

近所で5頭の子犬が捨てられていて、「売れ残り」になっていた子をもらってきた。「あふか」と名前をつけた。

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送信者 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>昔撮った写真いろいろ。</p>

<h2>2007年3月</h2>

<p>近所で5頭の子犬が捨てられていて、「売れ残り」になっていた子をもらってきた。「あふか」と名前をつけた。</p>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/v7pL1KIXQsG8Nh1n449Vww?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTOHX1YSSI/AAAAAAAAAaE/UOssB1xZz40/s400/P1140100.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/qdheHSWOimiPnpTaP6D7lg?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTOVNIZ2vI/AAAAAAAAAaQ/5V22Q6GUJsI/s400/P1140114.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/y3Tovw2dvKa8N0de4MWh4w?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTOpheud5I/AAAAAAAAAak/7-iE1a9FbEk/s400/P1140142.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/F5XQXqWJVYGvN8UU1MsrdQ?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTO9NmGf8I/AAAAAAAAAa0/CpEqrnCHslI/s400/P1140191.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/y43debMVAkKA6hZ9qw-KmA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTPIO-a13I/AAAAAAAAAbA/2kOqFnVza1Y/s400/P1140209.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/gLUd8V0o2GQEY2uruDy4OA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTPOQMhqfI/AAAAAAAAAbM/jKACJpNFchU/s400/P1140218.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/7jXN1nF9hKN9P-xsOS5miQ?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTPbFj4zCI/AAAAAAAAAbY/3NWbgl7Ukzs/s400/P1140247.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/IgYtz9RsFVGWx3oKRXYCFA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTPpVt0p8I/AAAAAAAAAbg/L8xxx9VtHhE/s400/P1140289.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/2NrqF9ef9MYq-MThpXTHNA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTP2T-_5YI/AAAAAAAAAbw/9ivLnkHNTwU/s400/P1140335.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/k7fm2fDnpdI2R67E0Oh9pw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTP47masVI/AAAAAAAAAb4/_dPeP5iagHM/s400/P1140337.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/4a8tEHuzFQ8PDu7rh5NAjA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTP_Za2yyI/AAAAAAAAAb8/IqtEHOdNpMM/s400/P1140350.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/cDm8xYHY4QZuMUJrmGl6GA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTQSbRZgHI/AAAAAAAAAcM/pfj1kK3nJPo/s400/P1140393.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/XYrKVlLUJfna0NhXpw_fWg?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTQYzNINHI/AAAAAAAAAcU/SyI3WcrdBR8/s400/P1140409.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/Jn27iOMsj61snYELEp6IBA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTRDMM4YTI/AAAAAAAAAc0/L39c8Bga3Do/s400/P1140515.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/q2iDpl3v6U2u8V0Su0rxpw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTRKUEVbWI/AAAAAAAAAdE/d1XeVMksLIQ/s400/P1140527.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<h2>2007年4月</h2>

<p>ワクチンを打って、外に出られるようになった頃。羊みたいだった毛並みが少しだけ犬っぽくなった。</p>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/KcVlil2wj5iB1brcljce5A?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTRoZb6ObI/AAAAAAAAAdY/ebg-TrkWtF4/s400/P1140680.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/MJF6a4KdMFSQC_Y0JsHVPA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTRsf81bdI/AAAAAAAAAdc/ATGD2O20Qgc/s400/P1140685.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/o4DR3X-mrPBv6MWJcrBg5Q?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTR52cSpkI/AAAAAAAAAds/Ru1KjyHdgpc/s400/P1140707.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/N2FzqzqO2BfuuYNvaWKh9Q?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTZIkJanCI/AAAAAAAAAgo/WxJhjDON8tM/s400/P1140892.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/eVYXahcYpzQsUnHuTkRSiw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTZTcB3IXI/AAAAAAAAAg0/98tlStGmMgc/s400/P1140921.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/3vR3FYTxrFe0FiFZGbRP6g?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTZ0AAJxyI/AAAAAAAAAhA/5cw0ozozlNM/s400/P1140998.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/FmR7JKUX5wHosnRsLGcpyw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTZ5CsvVAI/AAAAAAAAAhI/Q-pQ1dagGkM/s400/P1150004.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/N94o0u4NNYN40JEpGwU0UA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTa_kTE6VI/AAAAAAAAAhY/L3IuLOPo6Kg/s400/P1150055.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/JnYbOrOJ9BuQkJ9KQY0ubw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTbB1jq0lI/AAAAAAAAAhc/colkq5B5A8s/s400/P1150058.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/UQ1EsjiuH4AB6sBXE-t08w?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTbFntQmmI/AAAAAAAAAho/1gD8-WoDkb8/s400/P1150063.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/yRIn5qU-VG8IUHWrBcFpzw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTbY7b7smI/AAAAAAAAAh0/uwLgrTLFHnE/s400/P1150151.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/dCxsz5DXWwrZP7mF7ypJZw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTbhvnNwfI/AAAAAAAAAh8/OGuVUWX0ZNk/s400/P1150163.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/dCxsz5DXWwrZP7mF7ypJZw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTbhvnNwfI/AAAAAAAAAh8/OGuVUWX0ZNk/s400/P1150163.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/keX9f7wAUjg2hUuMq-BeAA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTc87vSnKI/AAAAAAAAAic/Xg3Ztb8duLs/s400/P1150403.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/ZVozS6ZzlRwCfaT6AiBv0g?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTeJz7O49I/AAAAAAAAAi0/WvC3nUQ-iSk/s400/P1150481.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/b-ektYJObMGqFOArpOdzQw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTepNqjKJI/AAAAAAAAAjI/TPsj7tUxTAQ/s400/P1150580.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/PVPvZS-75CF99-bpdXoFRA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTe8pm4Y8I/AAAAAAAAAjQ/CSODg5uxC0s/s400/P1150666.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/V967ROFA9sX-Ct5MUH4Zdg?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTfDV8EU1I/AAAAAAAAAjY/JZQJh0IHj4c/s400/P1150681.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<h2>2007年5月から7月頃</h2>

<p>4月下旬頃から毛の生え替わりが始まった。子犬の毛が全て抜け落ちて、成犬の毛に生え替わる時期だったんだろうけれど、体の形がまるで変わってしまって、近所の人からえらく心配された。</p>

<p>毛並みは大体、2ヶ月ぐらいで今の毛並みに生え替わって、以降はもう伸びる一方になった。</p>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/ZLYS4UEsbdYbInjIk_PCTQ?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTgc1zxUcI/AAAAAAAAAjg/c8JhGGYfajo/s400/P1160079.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/GmbmmUm1QxNzl6GP9-JCvA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTgn_8GDMI/AAAAAAAAAjs/icRsD9UZnh8/s400/P1160132.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/oYnE_yfe1WrXC_Dz5ow6pg?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTgx7MlHeI/AAAAAAAAAjw/b1sHBLRJTlo/s400/P1160162.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/Hgmidbjc0xdJHwoP5JLnRA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTSxlGts7I/AAAAAAAAAeI/N_trokjW3y4/s400/P1160468.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/Tm0shzhechN7yjfr1ADEyA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTTzFBfl0I/AAAAAAAAAeo/mv8hSsevZYo/s400/P1160662.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/i51sCWG1GXxHC6JaJqmKPg?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTT1el8pAI/AAAAAAAAAes/T_zd87cMH6Y/s400/P1160673.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/L4NOAbMR2Jrusp1txR6V8A?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTVtQ0Oe6I/AAAAAAAAAfI/zkrAbjqpBts/s400/P1160821.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/J5fso9J9EhxkMnM80eqr5w?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTWaQXj8nI/AAAAAAAAAfk/Hn4lDYaUYmQ/s400/P1170067.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/mi6_XX_4VVY6KuqUWCVn0Q?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrTXm9X_3hI/AAAAAAAAAf8/8Fk5ZXIA8IU/s400/P1170351.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<h2>2008年6月</h2>

<p>前の年の秋頃には、大体今の毛並みになった。子犬の顔立ちだったのが、この頃からだんだんと鼻が伸びてきた。</p>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/j8FsBTM_s0gYGAGqes3htw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh4.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SpYLKfMAkbI/AAAAAAAAALQ/6enDz96HhC8/s400/P1220397.jpg" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<h2>2009年8月</h2>

<p>ごく最近のあふか。毛が伸びた。</p>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/Cr8OzBYcwVkwKoP_Ec0WFQ?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SpYFipyxvrI/AAAAAAAAAJQ/OXnBBi_G1f0/s400/IMG_0087.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/MAoNZfD9nY515okOjDP0vw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SpjvTc81xDI/AAAAAAAAAMo/OzPrqJ4X8mo/s400/IMG_0248.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/MczWLOJ0ExA9euLOfmQxnQ?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/Spjvo6XHCbI/AAAAAAAAANQ/jP9SOsk7Ab0/s400/IMG_0365.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/GAz_R-20nBUvK5x7sYC37Q?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/Sp-90rLtv1I/AAAAAAAAAQE/DzsljJjd4iA/s400/IMG_0552.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/YRGJCf9_dRDgCVYvIzJ51g?feat=embedwebsite"><img src="http://lh6.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/Sp-9-wZjRuI/AAAAAAAAAQQ/pvBnDmQQc-U/s400/IMG_0561.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/OQLjsWa--alq1Z2ImKxD6g?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrLgLrBijqI/AAAAAAAAAXI/NCVgnZ6CXnA/s400/IMG_1471.jpg" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/1bZ5r55pbIELHvmDwORQPA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh5.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrLoGcgNK0I/AAAAAAAAAXw/EKVwKK24fKE/s400/IMG_1713.jpg" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/mikU4uWpwDBGpb81M_uhWw?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrLFh_vx_pI/AAAAAAAAAVs/iRX49vWCCx4/s400/IMG_2140.jpg" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/81Fxu_k_u_Gumuy6nF5gow?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrVvtoi3seI/AAAAAAAAAlQ/dbiX8BTo-iM/s400/IMG_2332.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<table style="width:auto;"><tr><td><a href="http://picasaweb.google.co.jp/lh/photo/0p1N7P00aXd9anLz4mhKFA?feat=embedwebsite"><img src="http://lh3.ggpht.com/_34TVtDJlGbk/SrVvXLOxUZI/AAAAAAAAAlE/DEB37Zz2Cqs/s400/IMG_2414.JPG" /></a></td></tr><tr><td style="font-family:arial,sans-serif; font-size:11px; text-align:right">送信者 <a href="http://picasaweb.google.co.jp/medtoolz/STsbyE?feat=embedwebsite">写真</a></td></tr></table>

<p>九尾の狐を目指してる。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>神話としてのアンパンマン</title>
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		<pubDate>Mon, 07 Sep 2009 03:12:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[
  ハッヒフッヘホー。アンパンマン、腐敗と発酵の違いを知っているか？」


大体このへんから始まった、一連のおしゃべりをまとめた。

バイキンマンからこんな問いを投げかけられて、アンパンマンはたぶん、
答えを見つけられ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<blockquote>
  <p><a href="http://twitter.com/SiTube/statuses/3791299538">ハッヒフッヘホー。アンパンマン、腐敗と発酵の違いを知っているか？」</a></p>
</blockquote>

<p>大体このへんから始まった、一連のおしゃべりをまとめた。</p>

<p>バイキンマンからこんな問いを投げかけられて、アンパンマンはたぶん、
答えを見つけられないはず。正義というのは本来、「悪役」なしには存在できないから。</p>

<h2>妄想:アンパンマンは山の神様だった</h2>

<p>原作だとこのあたりは、アンパンマンの本体は、ジャムおじさんのパン種に飛び込んできた星みたいな何かで、
バイキンマンは異星人だけれど、このあたりはあくまでも、人間の側から見た事実。</p>

<p>物語の序盤に、 <a href="http://twitter.com/RPM99/status/3791433949">「アンパンマンとバイキンマンは元は同類の存在であったが、片方はイースト菌で食用に、もう片方は雑菌が繁殖し出来損ないとして廃棄された」</a>なんて設定を持ち込むと、
印象がずいぶん変わる。</p>

<p>焼かれる前のアンパンマンとバイキンマンは、恐らくは山の中に「パン種」として存在していた。
ジャムおじさんの介入を受けることなく成長していたら、彼らは山の神様として、
人の世界に定期的に出現しては、食料と災厄をもたらす存在、 <a href="http://twitter.com/myrmecoleon/status/3794674197">制御された神の化身がアンパンマン、制御しきれない荒魂がバイキンマン</a>という、2面性を持った、
典型的な日本の神様になるはずだった。</p>

<p>アンパンマンという物語では、神様の片割れが人にさらわれ、焼かれ、殺されてしまう。</p>

<p><a href="http://twitter.com/taninon/status/3794613193">ばい菌は発酵させたり殺したりして「食べられるようにする」、都合のいい状態にするというのが人間たるジャムおじさんの宿命で、そうしないと現代的な生活なんてできない</a>。
「火を通す」という行為を通じて、「向こう側」にあった存在は作り替えられて、正義の味方として、
人の世界にとって都合のいい、暴力装置として働きはじめる。</p>

<p>バイキンマンから見れば、それは「同胞を殺された」ことに他ならないけれど、
人間の側からみれば、ジャムおじさんのオーブンから「生まれた」正義の味方は、
紛れもなく生きている。</p>

<p>アンパンマンという物語は、死者であり、正義の味方でもある、アンパンマンという存在を軸にした、
「神」と「人」との関係を問いかける。</p>

<h2>バイキンマンは本気を出さない</h2>

<p>神の世界に属するバイキンマンは、ある意味自然界そのものだから、一個の生命体というよりも、
台風とか山火事のような、自然災害に近い存在。そもそも不死だし、それに対して「戦う」なんて行為自体、
バイキンマンがよほど手加減をしない限り、成り立たない。</p>

<p>バイキンマンは「意志を持った膨大な細菌の群体」だから、いくらでも増殖できるし、
死というものがない。焼かれて生命を失った有機物に過ぎないアンパンマンでは、そもそも勝てない。</p>

<p>物語世界の中で、バイキンマンという存在は飛び抜けた力を持っていて、
アンパンマンがいくら頑張ろうと、バイキンマンが本気を出したら、世界は滅んでしまう。
人類はだから、戦っているのではなくて、バイキンマンの意志によって、生かされている。</p>

<p>ジャムおじさんに焼き殺されたバイキンマンの同胞は、焼かれる以前、
たぶん「正義になりたい」夢を持っていたのだと思う。</p>

<p>「正義」は恐らく、バイキンマンにとって最悪の形で実現したけれど、
正義はそれでも、焼かれた同胞の夢だった。バイキンマンはだから、正義になりたくて、
「焼かれて空っぽ」になったかつての同胞に、せめて夢だけでも見せようと願い、
世界の存続を決断したのだと思う。</p>

<p>似たようなお話が延々とループするアンパンマン世界を継続させているのは、
バイキンマンの哀しい優しさであって、バイキンマンは、
かつて同胞だったアンパンマンを焼いた人類を呪いながら、
頭を焼かれ、神としての存在を失った同胞の「夢」を守るために、
アンパンマンと戦い、負け続ける。</p>

<p>脳を焼かれて思考する力を失っているあんパンは、終わることのない日常をいぶかしむことなく、
今日も呼ばれては、笑顔でバイキンマンをやっつける。たとえそれが欺瞞であったとしても、
正義の味方のそれは夢だったから、物語は均衡状態を保ったまま、終わらない日常が続く。</p>

<h2>アンパンマンマーチを作ったのは誰か</h2>

<p>あの詩を作ったのはバイキンマンなんだと思う。</p>

<p>バイキンマンは人類を憎んでいるけれど、彼らを殺せない。</p>

<p>ジャムおじさんは、アンパンマンを焼き殺した張本人であると同時に、神から見れば「死んだ」状態にある
アンパンマンの夢世界を構成する、大切な部品でもあるから。</p>

<p>バイキンマンにとって、あの世界は地獄に見える。自分は常に疎んじられて、
同胞は毎日のように自分を殺しに来て、絶対に勝てない戦いを強いられて、
それが永遠に繰り返す。</p>

<p>村の住人を皆殺しにするぐらいのことは簡単だけれど、
それをすると、バイキンマンの復讐が終わる代わりに、アンパンマンの夢も終わってしまう。</p>

<p>バイキンマンはたぶん、そこが地獄であっても、アンパンマンの暮らすこの世界が好きで、
たとえ形だけの存在になったとしても、同胞には幸せな夢を見てほしいから、
自分が自分でいられる間だけでも、悪役を続けて、
アンパンマンにとっての「正しい世界」を維持しようと頑張っている。だからあの歌詞になる。</p>

<blockquote>
  <p>「そうだうれしいんだ 生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも」</p>
</blockquote>

<p>「アンパンマンのマーチ」を、「人が歌っている」と考えると、あれはなんだか、奴隷を使役する歌みたいに聞こえる。
歌詞の中には、アンパンマンに対する感謝の言葉が入らないし、アンパンマンを気遣う言葉も入ってこない。</p>

<p>何よりも、アンパンマンには「友達」がいない。</p>

<p>普段村人と親しく会話しているはずなのに、歌の中では「愛と勇気だけ」が友達とされる。</p>

<p>「<a href="http://twitter.com/RPM99/status/3794303577">あの歌は、空っぽの中身に愛と勇気を詰め込んで、自らのアイデンティティのよりどころである悪と(本人の意志はともかく)戦い続ける日常を繰り返すための歌</a>」であって、
アンパンマンに対する応援歌ではないんだと思う。 </p>

<p>人から見ればおかしな歌詞も、これをバイキンマンによる、「殺された同胞を悼む歌」であるとするなら、
矛盾は無くなる。</p>

<p>物語の設定上、バイキンマンはこの歌が大嫌いで、子供がこれを歌っているのを聞くと、
全身がかゆくなるんだという。</p>

<p>同胞を殺して使役している人類が、、「自らの危険を顧みることなく、自らの存在に疑問を持つことなく、
今日も命がけで戦いましょう」なんて、アンパンマンに歌いかけているのを見れば、
憎しみで全身をかきむしりたくなるぐらいのことは、当然だと思う。</p>

<h2>人類は進歩する</h2>

<blockquote>
  <p><a href="http://twitter.com/shibata616/status/3794377175">全ての元凶はジャムで、アンパンマンは正義を演じる愚かな操り人形、ジャムを除いて全てを知っている唯一の人物がバイキンマン、という構図に見えますね</a></p>
</blockquote>

<p>あの物語はたぶん、バイキンマンが「終わらせよう」と思わない限りは永遠にループする。</p>

<p>物語に終わりをもたらせるのは、だから人類代表である「ジャムおじさん」で、彼は実際、着々と手を打っている。</p>

<p>神様世界の存在が、奇跡みたいな偶然で人間側に転がり込んできたのがアンパンマンだけれど、
ジャムはすでに、カレーパンマンを制作することで、奇跡の再現に成功している。</p>

<p>技術はさらに進化して、海外ではすでに、「量産型」の食パンマンが生み出さた。
ジャムおじさんはまた、メロンパン、ロールパンの制作を通じて、
「添加物によるクリーチャーの性格コントロール」にも、部分的な成功をおさめた。</p>

<p>適切な食品添加物を生地に加えることで、ジャムおじさんの工場は、もうすぐたぶん、
オリジナルよりも耐腐食性、耐候性に優れ、性格的にも従順な「神殺しの武器」を作りはじめる。</p>

<p>恐らくバイキンマンは、「終わり」が来るのを分かった上で、あえて何もしていないのだと思う。</p>

<p>技術を進歩させた人間は、いずれアンパンマンの助けなしでも神を殺せるようになる。
夢見るヒーローであるアンパンマンは、そうなれば、人類から解雇通知を突きつけられてしまう。</p>

<p>それは恐らく、バイキンマンの本意じゃないから、最後はたぶん、バイキンマンは覚悟の上での相討ちを試みる。
アンパンマンに自分を殺させて、一緒にアンパンマンを倒す。神は敗北するけれど、倒れるその瞬間まで、
アンパンマンの夢は覚めない。</p>

<h2>もう一つの終わりかた</h2>

<p>悪の象徴であるバイキンマンが倒された世界に、もはや正義の味方はいらない。最後の戦いで、
もしもアンパンマンが生き残ってしまったら、彼は今度は、人類を敵に回すことになる。</p>

<p>正義の味方が「味方」するのは、常に現状維持を望む人の側であって、正義というのはたいてい、
その世界で既得権を得ている人の利益を、そのままに保護することと結びついている。</p>

<p>現状維持を望む勢力における正義というのは、あらゆる変化を「悪」と認識する程度に頭が悪くて、
十分に強力な「正義の手先」であって、「正義が実現された望ましい世界」を自ら考え、
作り出すほどに強力になった「正義の味方」なんて、望まれない。</p>

<p>アンパンマンの頭には、だからあんこしかつまっていないし、時々頭ごと新品に取り換えられるし、
アンパンマンは1人しかいないから、「あんこにとって正義とは何か」なんて考える余裕もないぐらい、常に忙しい。</p>

<p>変革がなされ、「悪」のいなくなった社会において、仕事を失った正義の味方というものは、
<a href="http://twitter.com/shibata616/status/3793513972">「スタンドアロンで制御不能なナンセンスな兵器」</a>
であって、社会はたぶん、アンパンマンの排除を望む。</p>

<p>村には大規模資本が入る。ショッピングモールと高速道路ができて、村は観光地になり、
アンパンは銅像と着ぐるみに置き換わり、パン屋は大いに栄え、そのくせたぶん、パンを焼く音は絶える。</p>

<p>管理維持コストが莫大な無添加アンパンは用済みになり、胴体は裏庭に捨てられる。</p>

<p>「アンパンマンのいらなくなった町」の山奥では、産業廃棄物置き場に捨てられた、
カビにまみれた胴体が町を見下ろして、復讐を決意するかもしれない。決意したとして、
彼はだったらどうすればいいのか、正義とはなんだったのか、分からないと思う。</p>

<p>用済みになった正義の味方は、あるいは自分が必要とされていた昔を望んで、悪役となり、追い詰められる。</p>

<p>物語終盤、顔も失い、包囲されたかつての勇者は、「ジャムおじさん、腐敗と発酵の違いを知っていますか？」と尋ねる。おじさんはたぶん、「アンパンは無添加に限る。<strong>腐って</strong>土に還るからね」なんて答えるのだと思う。</p>
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		<title>メールアドレス漏れ問題の追記</title>
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		<pubDate>Sun, 30 Aug 2009 01:33:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[自分のメールボックス、具体的にはGmail の「アーカイブ」を調べなおしました。

電話をくれた、今回メールアドレスが表示された方は、うちのサイトに対する感想メールを、2年ぐらい前に下さった方でした。

その人とは「あり [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>自分のメールボックス、具体的にはGmail の「アーカイブ」を調べなおしました。</p>

<p>電話をくれた、今回メールアドレスが表示された方は、うちのサイトに対する感想メールを、2年ぐらい前に下さった方でした。</p>

<p>その人とは「ありがとうございました」みたいな時候の挨拶を返したきりで、その後のやりとりはなく、
もちろんお互いの携帯電話番号など交換していないのですが、要するに今回起きたことというのは、
たまたま相手がうちの電話に間違い電話をかけて、その相手が、偶然にも以前、
その人がメールを出したことのある人間だったという、極めてまれな事例を見ていた可能性が高そうです。</p>

<p>Google 側に、「Gmail を使っていて、その人にメールを送ったことがあり、さらに相手がAndroid 携帯を使っていた場合、Google は送信ユーザーのGmail アドレスで受信相手のメールボックスを調べ、一致があった場合にそれを表示する」
というルールが存在するなら、今回のケースに関しては、説明がつくような気がします。</p>

<p>お騒がせして申し訳ありませんでした。</p>

<p>その代わり、たとえば自分のメールアドレスは昔からの公開アドレスであり、今の時点ですでに3000人以上、
もはやGmail のページを見ても、アーカイブには「数千人」としか表示されない数のメールがたまっており、
うちのメールアドレスにメールをくれた数千人の誰かが間違い電話を自分にかけると、
恐らくはその人の電話番号と一緒に、その人のハンドルネーム、
Gmail アドレスが表示されることになるのだと思います。</p>

<p>これはこれで、たぶん問題なんじゃないかと思うのですが。。 </p>
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		<title>間違え電話に相手の本名とGmail アドレスがついてきた</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Aug 2009 00:59:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>medtoolz</dc:creator>
				<category><![CDATA[小話]]></category>

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		<description><![CDATA[追記

表示されていたGmail アドレスを調べたところ、どうやらうちのサイトに2年ほど前にメールを下さった方のようでした。そのときにはもちろん、電話番号のやりとりなどは行っていないので、今回のケースというのは、たまたま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>追記</strong></p>

<p><strong>表示されていたGmail アドレスを調べたところ、どうやらうちのサイトに2年ほど前にメールを下さった方のようでした。そのときにはもちろん、電話番号のやりとりなどは行っていないので、今回のケースというのは、たまたま自分のGmail がメールアドレスを保管していたところに、その方が偶然、間違い電話をかけてきた、というところが真相のようです。</strong></p>

<p><strong>お騒がせして申し訳ありませんでした。</strong></p>

<p>携帯電話のことは何一つ分からないので、とりあえずおきたことだけ。</p>

<h2>スマートフォンを買った</h2>

<p>ごく最近、HT-03A という、Docomo のGoogle 携帯電話を買った。</p>

<p>それまで6年間ぐらい使っていたのは、カメラもi モードも使えない機種だったから、
ここ数年間の携帯電話がどんな具合になっているのか、自分はまず、そのへんを全く理解できていない。</p>

<h2>間違え電話が来た</h2>

<p>昨日の夕方頃、知らない携帯電話からの着信があった。もたもたしてたらベル2回ぐらいで切れて、
結局その電話は取れなかった。</p>

<p>普段仕事に使っている番号は、全部携帯電話の「連絡先」に入れてあるから、
その電話番号はとりあえず、「知らない人」からだとは分かった。</p>

<p>HT-03A の着信履歴にはその電話番号が残っていて、そこにはなぜか、
発信者の名前がカタカナ表記で書かれていて、その人のGmail アドレスが一緒に表示されていた。</p>

<p>最初はSpam メールと同じようなものだろうと思った。そこに返信したら、マンションの勧誘電話につながるような。</p>

<p>添付されてきたGmai アドレスをWeb で検索すると、普通の人みたいだった。ハンドルネームを使って、
blog を3つ書いている人で、少なくとも「発信者」として記載された名前はそこには載っていなかったから、
その人はたぶん、普段は匿名のつもりで日記を書いているのだと思う。</p>

<p>日記では、読者の人と普通にコミュニケーションが行われているようで、何か売ってるとか、
変なセミナーの勧誘かけてるとか、そういう雰囲気ではなかった。日記をちょっと掘ってみたら、
相手がどんな人で、どこに住んでいるのか分かったけれど、それはたぶん、
相手にとっては本意でないのだと思う。プライバシーをだだ漏れにするような趣味の人には思えなかった。</p>

<p>相手にかけ直さなかったし、以降その人から電話は来ていないから、起きたことはここまで。</p>

<p>相手がどんな携帯電話を使っていて、どんなGmail の設定をしていたのかは分からない。
相手の日記から写真を何枚かダウンロードしておけば、そこから携帯電話の機種が割れたかもしれないんだけれど、
アドレスを消してしまった。</p>

<h2>以下邪推</h2>

<p>たぶん間違い電話をかけてきた人が、Gmail の設定か、あるいは携帯電話の設定をなにかしくじっていて、
恐らくはその人がHT-03A を持っている人に電話をすると、その人のメールアドレスと本名が、
自動的にばらまかれているのだと思う。特殊な例外ならいいんだけれど、よく起こりうることなら怖い。</p>

<p>携帯電話とGmail とがセットになっているから、相手の人も、たぶんHT-03Aとか、iPhone みたいな
インターネットにつなげられる電話を使っていると思うんだけれど、どこをどう設定したら、
電話番号と一緒にメールアドレスが送られるのか、それがよく分からない。</p>

<p>Gmail は、ハンドルネームとパスワードを適当に設定するだけで使えるようになるから、
「本名」なんてなくても大丈夫だし、アカウントを取るときにも、名前の記入は要求されないんだけれど、
Google はどういうやりかたをしているのか、何かを「本名」として記録しているみたい。</p>

<p>自分はふだん、Gmail しか使っていない。Google には、medtoolz というハンドルネームと、
パスワードしか送ってないはずだし、手続きをするときにも、「名前を書いて下さい」とか
請求されたことは一度もないのに、「Google カレンダー」というサービスを同じアカウントで利用したときには、
なぜか自分の本名が、微妙に間違ったローマ字表記で入っていた。</p>

<p>Gmail というか、Google には「<a href="https://www.google.com/accounts/ManageAccount?hl=ja-JP">Google アカウント</a>
」という機能があって、Gmali を設定すると、勝手にアカウントが割り振られて、それが「公開」になっていると、
どうもメールアドレスが一緒に送られるんじゃないのか、なんて意見をいただいた。</p>

<p>自分のアカウントは「非公開」になっていたし、Gmail を送るときにはアカウントネームでなく、
medtoolz のハンドルネームになっていたから大丈夫だと思うんだけれど、
Google のサービスは、どうもこのあたり得体が知れない。 </p>

<p>何がおきたのか、どうすれば安全なのか、誰か教えて下さい。。</p>
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		</item>
	</channel>
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