2009.05.23
Vista がやっぱり遅かった
自宅で使っていたDell のテレビPC が駄目になって、新しいPCを調達した。
新しい機械になって、OSも、最新の Windows Vista に乗り換えて、動作があまりにももっさりしていて、もうどうしようもない。
ノーマルで使いたかった
自分もそろそろいい年から、PCのことをろくに分かりもしないのに「チューン」なんて止めて、 今度買ったVista のPC は、大人の余裕でいい機械を買って、ノーマルのままOSを使おうなんて思っていたんだけれど、 やっぱりVista はもっさりしていて、無理だった。
買ったPC は、Core i7 に3ギガのメモリ、グラフィックボードがGeForceの9500GT だったか、性能的には決して遜色ないものだと思うし、 Vista が表示した「エクスペリエンスインデックス」は5.9 だったから、マイクロソフトの快適基準を満たしているはずなんだけれど、 使ってみると、快適にはほど遠かった。
自分が感覚する「快適」と、マイクロソフトが考える「快適」と、なんだかはるかに隔たっている気がした。
多くの人が、「Vista は遅い」なんて感想を持つ一方で、PC雑誌に寄稿するライターが「決してそんなことはない」なんて反論するのは、 彼らがマイクロソフトの肩を持っているだけではなくて、何を持って「快適」を感じるのか、数値上は「快適」なはずなのに、 どうしてもそう思えない、感覚の、そもそもの基準が違っているのかな、と思った。
遅さにつながる待ち時間
特に「はてなブックマーク」の新着エントリーを一覧表示したときに、自分は、「遅さ」を感覚して、 ごくわずかな待ち時間の増加が、快適度を著しく損ねている気がした。
インターネットで遊ぶときには、今はたいてい、「はてなブックマーク」の面白そうなページからたどるのだけれど、 一覧画面を表示して、マウスのスクロールホイールを「ガーッ」と回したとき、今までのXPパソコンは、遅延することなく、「ガーッ」に画面がついてきた。
Vista にしたら、あたかも画面に質量が加わったみたいに、動作がワンクッション遅れた。 スクロールホイールをぶん回して、回したぶんだけ画面が動くのではなくて、 フォントがいちいち再描画されて、1行1行、すごい勢いで書き直されているような動作。
タスクマネージャーを開くと、8つ並ぶCPUグラフの一つが、100% 近い負荷率をさしていた。 たかだか文字を並べるだけの作業なのに、PCは、やけに一生懸命仕事をしていた。
CADソフトを使っている方の日記なんかでも、 似たような指摘がされていて、Vista というOS は、XP よりも2D 画面の処理がより複雑になって、 それが遅延につながっているみたいなのだけれど、どうしてこういうことをしたのか、 PCの電源入れて、せいぜい使って、インターネットとメールぐらいの、ごく一般的なユーザーとしては、 わざわざ問題を複雑にして、ユーザーから快適さを奪った理由が、よく分からなかった。
結局のところ、いつもの「チューン」に手を出して、スムーススクロールを切って、フォントのスムージングを止めて、 せっかくのAero を切って、ウィンドウの表示を地味にして、なんて順番にやっていったら、スクロールはだんだん軽くなって、 見た目は結局、元のXPと変わらなくなった。
「Aero をオンにしておいたほうが早い」なんて指摘をいくつも見たのだけれど、自分の使い方だと、 クラシック画面のほうが、スクロールが軽く感じた。理由はよく分からない。
待てる遅延と待てない遅延
使ってたときの速さというか、快適さというのは、とても地味なところで決定されるような気がする。
全体の処理時間というものは、快適さにはそれほど貢献しなくて、むしろ全体から見ればごく些細な変化、 ボタンを押してから、外面が変化するまでの速さとか、スクロールホイールに対する反応の、リニアさ加減だとか。
ユーザーは、少なくとも自分は、目的の薄い待ち時間なら、ある程度待てる。
いつも使っているOpenOffice は、新しいPCでもやっぱり遅いけれど、この待ち時間は、どういうわけだか不快に感じない。 Gmail の立ち上がりだとか、ThunderBird がメールを読みに行くまでの待ち時間なんかも、やっぱり遅いんだけれど、不快感にはつながらない。
一方で、ネットのリンクをクリックして、とんだ先がPDF画面だったりしたときには、Acrobat が立ち上がるまでのほんの数秒間が、 とても不快に感じる。スクロールホイールを回した瞬間の遅延なんて、それこそコンマ秒オーダーのものでしかないのに、 我慢できないぐらいの遅延感につながる。
「これからリンク先を読む」だとか、「スクロールした先を読む」なんて、目的がすでにはっきりしているときの待ち時間は、 これはあらゆる機能を偽性にしてでも、コンマ秒を削りに行くべきなんだと思う。
一方で、最初から「待ち」が前提の機能なら、自分なんかだと、OpenOffice は清書目的でしか使わないから、 そういうときの待ち時間は、待っている間に文章考えるとか、頭の中で別のことができて、遅延が不快に結びつかない。
Vista をデザインした人は、ユーザーは、「そもそもパソコンなんか触らない」なんて見切っているような気がする。 お店なんかで、PCを「見た」ときの満足感は、Vista の派手な画面なら、たしかに満足感高そうだから。ユーザー体験というものを、 「使う」ことから得るような顧客は、だからやっぱり、Vista 買っちゃいけなかったのかな、と思う。
今は結局、クラシック画面に戻して、メイリオフォントをMSゴシックに戻して、ディフェンダーを切って、サイドバーも消した。 もはやVista である理由もなくなって、遅延もそこそこ減ってきたのだけれど、それでもまだ、何年も昔に買ったXP パソコン時代の 快適さには、ずいぶん遠い。
他の機能が犠牲になってもかまわないから、ホイールスクロールに対する反応時間をもっと早くする設定とか、 どなたか何かご存じでしたら、教えていただければ幸いです。。
業務用も趣味用もUNIX系OSに完全移行するという予定はあったりしますか?
Posted at 2009.05.23 11:12 PM by 匿名
うにっくすは、業務用途の電子オーダーシステムがWin ベースのところが多いから、厳しいかもです。。
Posted at 2009.05.24 8:24 AM by medtoolz
大手基幹病院。外待合室で待ってる分には長時間でもなんとか耐えるけれど、中待合室に呼ばれてから外来主治医が病棟急変でいなくなり、長く待たされると患者様の怒り爆発確率があがるとかあがらないとか。
Posted at 2009.05.24 10:25 AM by 匿名希望
はてなブックマークの重さがベンチになるって話
Vista がやっぱり遅かった – レジデント初期研修用資料に、
自宅で使っていたDell のテレビPC が駄目になって、新しいPCを調達した。
新しい機械になって、OSも、最新の Windows Vista に乗り…
Posted at 2009.05.24 12:52 PM by [Z]ZAPAブロ〜グ2.0
中待合室がある時点で既に時代遅れ…
Posted at 2009.05.24 10:51 PM by physician
信じられないかもしれませんが、このたび出るサービスパック2、いわゆるSP2にすると、VISTAも驚くほど快適にサクサク動きます。
これはチューンナップなどとは異なり、マイクロソフトのバグフィクスです。
このSP2版にアップデートすると、快適といわれるwindows7に近い動作が得られます。
Posted at 2009.05.25 3:31 PM by 通りすがり
SP2 は、そろそろ公式リリース来ますよね。。楽しみに待ってみます。ありがとうございました。。
Posted at 2009.05.25 5:26 PM by medtoolz
これ、あまり薦められないけど,前使ってたPCのリカバリCDが残っていたらそれでリカバリしてしまうという荒業もあります。
当然ドライバが違うので自分でドライバーとか入れないといけないんですがうまく行けば前のOSを使えます。
途中でドライバいれろとか言われたりしますが全部キャンセルしたら最低限のモードで動くのであとでドライバ入れたらOKです。
これ実は母親のThinkPadをリカバリする時に間違って違うCD入れてしまって確認しましたw
まあ他のPCでできるかどうかまでは判らないですが。
OS DVD自体があるならそれで入れるのが一番楽なんですけどねえ。
Posted at 2009.05.25 8:05 PM by mastakos
それはいい方法かも。。SP2 がorz だったら、やってみます。
Posted at 2009.05.25 9:28 PM by medtoolz
[...] Vista がやっぱり遅かった – レジデント初期研修用資料 [...]
Posted at 2009.05.26 7:38 PM by Kuwako-Lab.com » 授業2.0!への3つの約束事/教育