« 西洋医学のアンチョコ本について | 今追っかけているページ »

2009.04.27

被弾したあとのことを考える

1970年代前半、アメリカで新しい考えかたに基づいた攻撃機が設計されることになって、 アドバイザーとして、当時現役を引退していた、ベテランパイロットが招かれた。

実戦というものをよく知っていたその人は、これから作られる航空機に対して、 「被弾しないようにするよりも、被弾したあとのことを考えよ」とアドバイスした。

飛行機は実際、その方針で設計されて、片翼がなくなろうが、エンジンが片方吹き飛ばされようが、 何があっても飛び続ける航空機が出来上がった。

現場からの信頼を得たその機体は、 砲弾の飛び交う中、今でも現役で活躍しているんだという。

注意書きは役に立たない

「○○の可能性があるから気をつけること」なんて、教科書にはたいてい書いてある。

ところがたぶん、たいていの場合、教科書を開くのは、「○○」をやってしまったあとだから、 慌ててページをめくった先に、「気をつけよ」なんて書かれていても、余計なお世話だって思う。

特に現場で使うマニュアル本を書こうと思ったならば、読者を「被弾しないように」誘導するような 記述はあまり意味をなさなくて、むしろ被弾したあと、それでもなお、患者さんを立て直せるような、 そんなやりかたに行き当たれるような書きかたをしないと、現場で使えない。

進捗状況

週末こんなことを考えて、また少し直しました。

  • 「考慮する」「注意する」系の、後ろ向きな記載を削除しました
  • 血液生化学検査の解説を、もう少し断言口調に直しました
  • 鑑別疾患の記載が微妙に増えました
  • 略語を増やし、減ページを試みました

こちらからダウンロード してみて下さい。

けっこう記述が変わっていると思います。

Comment & Trackback

Comments and Trackback are closed.

音速機とは気合いが違うッ!!

A10 は、期待それ自体も、それを取り巻く逸話も面白いんですよね。。

まだまだいきます。
p20 発熱、頭痛に加えて→発熱、ひどい頭痛があれば
p20 その他の薬→その他の感染症?
p22 100m/h→100mm/h
p45、p73 2175 単位→2175 万単位
p59 自体→事態
p84等 時間の分はminにしていただいたほうが
p154 →→⇒
p200 (⇒p.202)→⇒p.202
CTスキャンをすべてCTに置き換えれば多分数行節約できます。

このへんは直します。。ありがとうございました。
けっこう勢いでたくさん改訂したから、誤字増えてるかも。

追記:fix しました。ありがとうございました。

A10はあくまでも通常の空対空戦闘用の戦闘機によって制空権が保たれているエリアで運用する地上支援機ですんで、空対空で戦うために軽量に作らざるをえない、通常の戦闘機と同列に論じるのはちょっと。

>「考慮する」「注意する」系の、後ろ向きな記載を削除しました
北斗の拳の「この線から後ろには下がらぬ!」というのを自らに課す修行シーンを思い出しました。

航空機には、そもそも「バック」の概念はないですしね。。

「被弾したあとのことを考える」的な参考文献、資料はあまりないというのは、確かにその通りですね。重要なご提言だと思います。

とても参考になりました。
ありがとうございました。

ありがとうございます。間違ってる場所とかあれば、ご指摘いただければありがたいです。。

結構見逃しているかもしれません…
p83 防湿→房室
p104 出血にり→出血により
p110 頚静脈→経静脈
p133 体重あたり0.56g 少なすぎる→体重あたり0.56g と少なすぎる
p166 高圧薬→降圧薬
p201 CPK の上昇をみる の行は下の記述と重複?
p208 高容量→高用量
p234 軽傷→軽症

直します直します。。

指摘をいただいた箇所を訂正しました。どうもありがとうございました。
自宅のPCが動かないので、大きな変更はしばらくないかもです。。