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2009.01.31

「制約指向」メモ

  • ある種の制約は自由を増やす。ある種の自由は人間の負担を増す
  • 毎回考えていると負担になることを「制約」としてまとめることで、プロジェクトの戦略的な実施や、バグの地獄からの解放という「自由」が得られる
  • プログラム言語にとっての「勇気」とは、プログラマにある種の制約を強いること」
  • Ruby on Rails は、プログラマの意図をあえて決め付けることで,特定の文化を背負ったプログラマにとっての利便性を追求したのだと
  • いい制約とは「望ましい習慣の押しつけ」
  • 「不自由が自由を作り出す」というのが、企画や設計の基本(某劇場管理人からいただいたコメント)
  • 信号機や交通ルールという不自由があるからこそ、自動車は自由に行きたいところに行ける
  • 人間は、身体から持ちだした制約を通じることで、はじめて自ら置かれた空間を認識できる
  • 我々の脳は、制約によって構成されている事物であるがゆえに、全くの自由を想像できない
  • 世界には無限の自由度がある。制約を記述することで、自由度が減る代わりに、情報は、交換可能性を得る
  • 言語に制約が積み重なると、ついには文法的理解に到達する
  • 語彙というものはそれ自体制約であって、それは単なる単語のリストではなく、文法構造を内包している
  • 「コミュニケーションメディア」のようなあやふやなものは、「何ができるのか」よりもむしろ、 「何ができないのか」に焦点を当てると理解しやすい
  • たとえば金槌みたいな道具を、「釘を打つための道具」と認識してしまうと、応用できない
  • 「金属塊が一端に固定された丈夫な棒」があって、これで何ができるだろうかと考えると、発想が広がる
  • 「相手の意図はこうだろう」と推測してみせることは、観客を驚かせる効果はあるけれど、例外が多すぎて役に立たない
  • 「これができる」は、無数の例外がある。「これは不可能」には、「絶対」がある。自らの状況を 本当に理解できている人は、この制約を指摘できる
  • 東京大学の國吉康夫研究室が作ったスクワット起き上りロボットは、 人間みたいな動きをするけれど、身体を完全に制御しているわけではないのだという。
  • このロボットはほとんど身体だけの存在であって、神経系に相当するものがないのだと。 身体という制約構造の存在は大きくて、かたちが人間に相似になってくると、脳や知能の問題以前に、 「人間らしさ」というものは、自然に獲得されてしまうのだという

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なんとなく引用

http://green.ap.teacup.com/shinjidai/1037.html
私は病院改革の努力で厭というほど思い知りました。
ほとんどの人は医学の為には動かぬ。
上からの指令(権力による正義の定義)と、経済的有利が結びつくと瞬速で病院のシステムが動く。
つまり保険点数をつけるとすぐ動く。特に+につけるとすぐ動く ーにつけると無視する努力をする。
例えば、院内感染防止は嫌々やるが、癌の緩和医療は進んで行う。
自発性を喚起しないと改革は成功しませんが、その自発性にはお金が一番有効です。

穿った見方をすれば、自由な新研修制度を維持するよりは、ほぼ全員が医局に問答無用で入局したある種の制約のある旧制度の方がより研修医の負担を減らせる・・・、という解釈も成り立ちそうでして。

>>」私は病院改革の努力で厭というほど思い知りました。
ほとんどの人は医学の為には動かぬ。
上からの指令(権力による正義の定義)と、経済的有利が結びつくと瞬速で病院のシステムが動く。

これ、興味深いハナシですねぇ。。。無論、経済的動機の強い民間病院と公的病院でフットワークに差はあるのでしょうが。

自分の自由を最大化すると周辺の他者の自由が阻害される。。他者の自由を認めると自分の自由が減る。。「自由主義」のジレンマです。。あるインセンティブを与えると「自由の範囲内」で利益を最大化しようとする。報酬が増える場合「過剰検査、過剰診療」は必然。。医療訴訟が怖ければ「過剰検査、過剰診療」は必然。。報酬に変化が無ければ「最小限の負担で仕事を終える」事が必然。。
医療もその他の業界も「暗黙知」ではすまされなくなり、マニュアル化とか自由裁量の範囲を狭くするとかが議論されるようになってきた。。
「医療」は暗黙知でしか成立せずとてもマニュアル化なんでできるものではない、と個人的には確信しているのですが。。

公共性の高い病院に勤務する目的は「自分と患者さん達の幸福の最大化」だったのですが、、僕の場合は、、今までは。

何を最大化するのかによって、働きかたは、全然変わってきますよね。。

[...] 引用元: 「制約指向」メモ – レジデント初期研修用資料. [...]