2007年7月21日

ニコニコ動画と歌舞伎

当直あけの休日。

朝から日本酒引っ掛けて、銀座ぶらつきながら歌舞伎座へ。 全身大江戸モードになって舞台見物した後、近くの茶屋で「三代目みたいな艶っぽい弁天小僧を 演れる役者はもういねぇ…」なんて味わい深い爺のつぶやき聞きながらまた飲んで、 松屋冷やかしてから歩いて宿舎に帰る。

国立がんセンターは歌舞伎座のすぐそば。こんな贅沢な休日過ごしている人、1人ぐらいいるはず。

田舎に引っ込んでから、歌舞伎座なんて すっかり足が遠のいてしまって、もう何年も行っていない。

ニコニコの「コメント弾幕」というのは、要するに歌舞伎でいうところの「大向こうからの掛け声」みたいなものなんだと思った。

歌舞伎座の中には「大向こう」という舞台正面、天井に近い安席があって、そこはたいてい常連さんが陣取っていて、舞台のいい場面になると「中村屋!」とか「待ってました!」といった声をかけて、場を盛り上げる。

舞台をみる人は、誰が声を出してもかまわないけれど、掛け声のタイミングなんかはかなり厳密に決まっていて、外した掛け声というのは野暮と言われたり、女性が掛け声を出すのは禁じられていて、声をかけたかったら近くの男性を捕まえないといけない(声が高すぎて、舞台が壊れるかららしい)。

江戸のある時期というのは、技術が停滞気味であったわりには生活に少しだけゆとりがあって、限られた娯楽を何とか工夫して、より面白くしようと人々が努力した時期でもあって。

演劇という、ある意味「単に演じられるものをみるだけ」の娯楽は工夫されて、役者の演技に「ツケ」が入ったり、大向こうからの掛け声が場を盛り上げたり、舞台には「花道」が作られて、観客と役者との距離を大いに縮めてみたり。

ニコニコというサービスも、動画の配信という、ある程度技術的に固定されたものに工夫を加えて、それをもっと楽しもうとしたアイデアだけれど、案外昔の人々の努力に重なる部分がある気がする。

歌舞伎文脈で言うところの「ツケ」であったり、「花道」であったりといった工夫は、動画配信のサービスで何かを付加することはできないだろうか?

コメント

歌舞伎教室、入門とはいえ滅茶苦茶よく考えられてるんですよね。
うちの学校では、高校になると歌舞伎教室への参加が義務付けられて、
みんなで見に行ってましたね。恋飛脚大和往来とか、白浪五人男とか。

ちょうど7/21は国立劇場で野崎村見てました。が、そこは歌舞伎鑑賞教室の悲しさ。拍手は多くあれども、「成駒屋っ!」とのかけ声は一度きり・・・
あの雰囲気がいいのに、初めて見る方には歌舞伎の魅力低下してちょっとかわいそう。いや、かけ声かけるタイミングがわからない俺も初心者の部類ではあるんですがね。

歌舞伎で言うところの「ツケ」というのは、役者が見栄を切ったときの効果音みたいなもので、
心カテのライブデモで例えるならば、ワイヤー通過した瞬間の歓声みたいなものでしょうか…。
ライブ終わった後、術者の先生がたが会場に入場して来たりしたら、場が華やいで面白いですよね。
「患者さんはどうする?」なんてお叱りの声は出てくるでしょうけれど。

江戸文化とか、文明的に他の世界と隔絶した場所の娯楽というのは、案外ヒントになるものが
たくさん転がっているのかもしれませんね。

既に、コメントの縦の列を調整して無理矢理アスキーアート?を表示したりとかありますが、そういうのって花道みたいなものかも。
あとはタグや市場で遊んだり。

「田舎に引っ込んでから」
出てきたら?と。
学会なんかもDES、DES、DES・・・。
left mainや逆行性のアプローチ。
工夫してより面白くなりそうな。
そんな部分は「花道」であって、そして「虚血性心筋症」という「ツケ」もあって。

>中村屋
このフラッシュが「あいの手」を説明するのに分かりやすいんですよね…。「中村屋」の
連呼をいいタイミングで入れるだけで、結婚スピーチが盛り上がるという。個人的に
応援していたのは本道の歌舞伎じゃなくて「澤瀉(おもだか)屋」のほうだったり
するのですが、なんとか復活していただきたいです…。

>空鍋
SHUFFLE! の目は放送禁止もんでしたよね…。今はネットがあるので、本放送見なくても
余裕で話題についていけたりして。

ニコニコ動画「市場」なんていうサービスがついて
いますけど…あれも楽しみの一つになりつつありますね。

某アニメ…市場に、空鍋が…

『中村屋』の掛け声といえばグループ魂の大江戸コール&レスポンスですかね(^^;; この曲を使ったFLASHが当時人気でした。

ttp://blog.livedoor.jp/kemui/nakamura.html

へへ…。

大衆文化と絡めて広げられそうなエントリですね。
素晴らしい。
いよっmedtoolz!

うまいこと言いますね

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